内容説明
奇跡の復活をとげた遊園地ファンタジア・パーク。「夢の国」には“魔女”と呼ばれるスゴ腕の契約社員がいた。園内すべてを知りつくし、トラブルを鮮やかに解決する。その魔女を探る者が現れ、折しも園内の劇場で発火事故が発生。さらには脅迫状まで届く緊急事態に。魔女と仲間は大切な夢の世界を守れるのか?
著者等紹介
真保裕一[シンポユウイチ]
1961年東京都生まれ。’91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。’96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、’97年に『奪取』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞長編部門をダブル受賞し、2006年には『灰色の北壁』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
84
★★★☆☆23018【遊園地に行こう! (真保 裕一さん)】『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!!』が面白かったので、よ〜し『本作品に行こう!』と、手にとりました。本作品、タイトルどおり遊園地が舞台です。そこで働くスタッフ達をメインとしたお話で、各担当の方々の熱意や見事さが描かれています。446ページと少々厚めでしたが、色々なことが立て続けに起こるので目を離す暇もなく楽しく読ませて頂きました。よし!本屋に『オリンピックへ行こう!』を買いに行こう!(行こう!行こう!と、繰り返し攻撃だったか...)2023/03/16
ちょこまーぶる
63
もう読み終わっちゃうのかぁ~と思った一冊でした。とあるテーマパークの従業員のパークで働くパルの人たちの施設への愛情にニヤニヤして、魔女の正体にドキドキして、アクシデントにハラハラして読み終えました。読みながら、ディズニーやUSJのようなパークの従業員の方々も、この本のように決して裏の事情を表出すること無く、自分の仕事に誇りを持ちながら常にお客さんの事を考え動いているんだろうなと思いながら読んでましたよ。「行こう」シリーズの2冊目で、後2冊あるようだから機会あったら読んでみたいですね。2022/02/13
カブ
44
真保裕一著、「行こう!」シリーズ3作目です。テーマパークで働く人たちの、アレコレ。前半の顔に傷のある青年の章や、ダンサーの章などでは、前を向いて進もうとする若い力を応援したくなる。後半の事件の部分は、ちょっといただけない。2019/08/10
ぼっちゃん
33
「行こう!」シリーズ第3弾。前半3話は遊園地で働く人がそれぞれの悩みから前を向いて進もうとするお仕事小説で、3話目以降は脅迫状や遊園地のことを探る謎の男などミステリー要素が強くなってくる作品。前半のちょっと良い話の方が良かったので、その感じでなレジェンドの魔女の話を読みたかったな。2019/08/17
くろねこ
22
『ミッキーマウスの憂鬱』とはちがい、こちらは実在しない架空のテーマパークなんだけど、やっぱりどっかでディズニーとかユニバをイメージする部分はある。。最後の魔女のお話だけは、なんだかすっきりしなくてテーマに合わない気がしたけど。。 それまでの若手キャストがパークの仕事に夢と誇りを持っていくお仕事小説な部分は好きでした😊2019/12/10