出版社内容情報
決戦兵器・須佐乃男の正操縦者となった逆島断雄が副操縦士6人を従えて、敵上陸軍を九州で迎え撃つ。青春アクションエンタメ、完結!
内容説明
本土防衛決戦が目前に迫る晩秋、トップチーム内にスパイが存在するとの極秘情報が「須佐乃男」操縦班を震撼させる。一〇〇万を超う氾=エウロペ連合軍との決戦で数十年分の肉体年齢を失うタツオたち訓練生の運命と決戦の行方は…。祖国防衛か、それとも植民地化か―近未来青春アクション巨編ついに完結!
著者等紹介
石田衣良[イシダイラ]
1960年、東京都生まれ。’84年成蹊大学卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。’97年『池袋ウエストゲートパーク』で、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。2003年『4TEENフォーティーン』で第129回直木賞受賞。’06年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞受賞。’13年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
144
石田 衣良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。逆島断雄シリーズ、全3冊、1500頁弱、完読しました。近未来SF青春戦闘訓練アクション巨編といった感じですが、著者の作品としては、残念ながら駄作の部類です。完結と言いながら、完結っぽくないので、続編を書かないようにお願いします。2019/06/17
Junichi Yamaguchi
32
『黒い疲労感』… シリーズ最終巻。 心が少年のまま身体だけが中年になってしまう悲劇を回想する。 少し短くなった少年、少女の未来に希望を願う。。2019/06/30
naolog
12
重厚だったのに、最後の最後が薄っぺらくあっという間に終わってしまった。なんだこのちゃちな感じ。戦争とはそういうものなのか。2019/08/21
ロボット刑事K
9
全4巻読了です。石田衣良氏の新境地とも言える作品で、少年少女が奮闘するストーリーは、面白いは面白いのですが、この内容でしたら4冊の長編にする必要はないのでは?某投稿サイトで連載されていたらしく、作者は当時ノリノリで書いていたのかもしれませんが、それをそのまま書籍化しても冗長なだけのような。忘れられ、出番がなくなったキャラ、せっかく準備したのに活かしきれてない設定、これから語られると含みを持たせたエピソード。みんなほったらかしで、消化不良です。☆3つで。結局一番活躍したのは須佐ノ男でなく、AIだったのでは?2021/07/08
HANA
9
ジョージがどうなるか気になる2巻。そしてそれぞれのキャラクターがどう将来を考え行動するか。実時間が短いだけに結構濃い展開で面白かった。色々解決していない部分はあるけれどそれはそれで。2019/07/08