出版社内容情報
不況の不動産会社でリストラされた父と就職先とマッチせずネット起業をめざす息子。わかりあう日は来るのか。父と子のビジネス小説!
内容説明
不況下の不動産会社を救うため、リストラ部隊長として同僚を辞めさせた田中辰夫は、自らも退職を選び、ハローワークに通う。息子の雅人は、就職先に見切りをつけ、相棒とネットビジネスの世界に足を踏み入れていた。現代のビジネスでものを言うのは、経験か才覚か。父と子の起業物語!
著者等紹介
江波戸哲夫[エバトテツオ]
1946年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。都市銀行、出版社を経て、1983年作家活動を本格的に始める。政治、経済などを題材にしたフィクション、ノンフィクション両方で旺盛な作家活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiyu
7
リストラの責任を取って辞めた父、就職した会社をそうそうに退職した息子。最初は相容れない部分もあったが、と続いていく。互いの知らない部分がクローズアップされていくに従い、その態度も変わっていく。こういう展開は好きだ。2019/06/03
nyanlay
5
バリバリの企業小説とは少々異なり、親子の話も絡んで、面白く読めました。2019/12/16
のりひろ
2
この著者では最も良かった。筋トレも毎日続ければ筋肉がつくと。 しかし、最近は黄昏研修、役職定年からの展開の話を手に取ってしまうことばかり。2023/12/27
shinsaku224
2
起業の感覚が何となく理解出来た。特に気張らず、自分の信じた道を貫く事によって道は開けるものなんだな~と!2023/03/01
ひでのすけ
2
起業していいものを作ったりしても、それが世間に広く売れるとは限らない。ホント、運もかなり必要だと思う。あとは軌道に乗るまでの資金繰りも大変だし、考えるだけで疲れてしまいます。主人公の田中辰夫や息子の雅人もまだこれからだけど、とりあえずいい船出ができてよかったよかった。2020/12/14