目次
1章 甘え(休みは元気、休みが終わると「うつ」;ファッションやスポーツを謳歌する友人 ほか)
断章 うつ病(耐えるしかないと思う;その後―うつ病は治る)
2章 適応障害(ハードワークの結果;職場のストレスで心身が不調に ほか)
3章 仮病(嘘つき)
4章 新型うつ病?(うつ病だと言う彼の態度が皆のストレス)
5章 境界性パーソナリティ障害(うつ病の彼女の強い嫉妬と依存;一人の女性のために職場が崩壊の危機に ほか)
6章 注意!(仕事を休んで旅行を楽しんだりしている同僚は新型うつ病?;大学生の「うつ病」 ほか)
著者等紹介
林公一[ハヤシキミカズ]
精神科医。医学博士。「Dr.林のこころと脳の相談室」を運営中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えみ
60
早朝覚醒、慢性口内炎、簡単な作業のミス多発、友人や家族と喋るのが億劫になった、やる気が出ない…。これ、うつ病じゃない?と思って読んでみた。4月に部署異動してから23時に寝て早朝3時半に目が覚めるようになり、ここ最近は3時になりつつある。人とは楽しい時間を共有したいから愚痴しか出てこない今、不快な思いをさせるのが申し訳なくあまり喋らなくなった。とまぁ素人からしたらもしかして…と思ったけれど、読書は出来るしお腹は減るから、甘えか擬態なのかも。あとは適応障害の気があるのか。俯瞰的なうちは大丈夫ということだった。2022/11/03
香菜子(かなこ・Kanako)
25
擬態うつ病/新型うつ病―実例からみる対応法。林 公一先生の著書。うつ病、統合失調症などの精神疾患への偏見が擬態うつ病/新型うつ病を生み出す。うつ病、統合失調症などの精神疾患はいつだれがなってもおかしくないのうだからうつ病、統合失調症などの精神疾患への偏見なんて言語道断。うつ病、統合失調症などの精神疾患への偏見をなくすことなくして擬態うつ病/新型うつ病で苦しむ人はいなくならない。林 公一先生のような精神科医の先生がもっともっと増えてくれることを願います。2022/07/23
カッパ
14
実例を出して考えさす方法で書いていたのは良かった。甘えである人達はストレスはあるにしてもそんなに大きなものでもないのだと思う。疾病利得にむらがっているのだろうか?これからの時代それだと困ると思う。2018/06/07
わたし
6
新型うつはうつ病ではない。また、うつ病と名乗ることで疾病利得を得ている「仮病」「甘え」又は本来の病気のカモフラージュのための「適応障害」「統合失調症」等これらを`擬態うつ病と`呼びうつ病では「無い」と定義して分け、それぞれの対応法を書いた本。近年出てきた新型を「違う」と言い放つのは反発も多くあるだろうが、はっきりと一貫して書かれたこの本は面白いなと思った。まず病気だと思わないで見るというのもアリだなぁ、ただ自分はウツじゃないかもしれないと思っても判断するのはお医者さんなのでご自分決めつけないのが1番大事。2013/06/06
チェリ
4
いわゆる「うつ病」ではなくて、他の疾病や障害のなかのうつ症状であることも少なくない。妥当な診断がなさなければ、その疾病は改善されないし、家族や職場にも影響を与えてしまう。うつ病はグレーゾーンが広い気がした。/ 補足:平成24年7月、日本うつ病学会が治療ガイドライン Ⅱ.大うつ病性障害 2012 Ver.1を発表している。2012/10/10
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