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内容説明
時間の関数が周波数の関数に変換される?eの指数に虚数?そして、積分…。フーリエ変換の定義式は一見難解だが、基本テクニックとイメージをつかめば必ず使いこなせる。三角関数や複素数から多彩な応用例までオールインワン!機械、電気、通信、情報、交通、経済、医療、…。現代社会を陰から支える“スゴ技”をマスターしよう。
目次
序章 ソムリエ、フーリエさんの多彩なテクニック
第1章 フーリエ変換を初体験しよう!―フーリエ変換への誘い
第2章 フーリエ変換を体感する前に―魔法の信号数学をマスターしよう
第3章 フーリエ変換を四則演算で計算してみよう!―+と×からフーリエ変換へ
第4章 フーリエ変換でこんなことができる!―フーリエ変換の応用
第5章 周波数スペクトルのすべてがフーリエ変換でわかる!―フーリエ変換はスペクトル解析の王様
第6章 フーリエ変換のらくらく計算テクニックを知ろう!―知って得するフーリエ変換の性質
第7章 システム解析の万能ツール、フーリエ変換を使いこなそう!―何にでも応用できる信号解析テクニック
著者等紹介
三谷政昭[ミタニマサアキ]
1951年、広島県尾道市瀬戸田町生まれ。工学博士(東京工業大学・電気電子)。現在、東京電機大学教授。専門はディジタル信号処理工学、教育工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
smatsu
5
涌井『高校生からわかるフーリエ解析』を読んでもわかった気がしなかったフーリエ変換だが、この本を読んだらやっと少し掴めた感じがした。フーリエ変換/解析とは要するに、分析対象の周期関数と各周波数での三角関数をそれぞれ関数ベクトルとみなして内積を取るということなのだ。内積を取るということは類似度を得るということであり、各周波数ごとに得られた「対象との類似度」を「周波数スペクトル」と呼んでいる。ただし内積を取ると言っても高校数学で見慣れた離散的なベクトルではなく、連続的な値なので数学的な操作としては積分になる。2024/08/30
の
3
計算こなして慣れる。2021/02/15
まえぞう
3
色んな関数を三角関数の無限級数として表すフーリエ級数から導かれるフーリエ変換。様々な波形を分解したり、逆に合成したりと、情報工学での応用に力を発揮します。難しい微積の話しははしょりつつ、実際の応用に進むので、解りやすさと、物足りなさが同居します。計算は煩雑なので、時間に余裕がある時に読むのがいいと思います。2019/05/12
pintarou
2
「仕事で必要になったけれど、忘れてしまった」くらいの既習者向けでしょう。導入部の寸劇や四則演算での計算など工夫はあるものの、初学者には無理。2024/01/09
takao
2
ふむ2019/05/23
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