出版社内容情報
誰もが知っている「空飛ぶコゾウ」ダンボ。大きな耳で空を舞う姿、お母さんゾウ・ジャンボとの愛情、サーカスでのコミカルながらも真剣な姿などいくつもの場面が心に残ります。1941年のアニメーション映画発表以来、ディズニー作品の代表にとどまらず世界的な名作として読み継がれ、語り継がれてきました。そのダンボを新しいアートと現代風のストーリー運びで描きなおした新作絵本です。文章もライトでリズミカルに、まるで歌のようにテンポよく進みます。
作品の底流に流れているのは、離れ離れにされてしまうが決して断ち切られることのない親子の絆、そして耳が大きいというコンプレックス、それを使って飛ぶという長所に変えるダンボの強い気持ちです。ダンボの成長していく様は、強い感動をもたらします。
舞台設定などは往時の雰囲気を残し、現代風に語られる不変の名作絵本。お子さまのみならず、多くの読者の心をとらえる感動の名作童話です。
内容説明
そらとぶこぞうダンボのあいとゆうきとちょうせんのものがたり。みんなのゆめときぼうをのせてダンボはそらへはばたきます。不朽の名作『ダンボ』実写版映画の絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
15
キャラクターとしてのダンボは知っていたけれど、こんな哀しい話だったとは( ノД`)シクシク… 人も動物もちょっと変わっているだけで受けいれられにくい。一方では個別性を求められるのに生きにくい世の中だ。でもダンボのようにふいに自分の「特別な何か」が見つけられたら、誰にも負けない強みになる。2019/12/20
雨巫女。@新潮部
8
《本屋》この絵本は、実写版の話なのかなあ。ダンボの耳が異様にデカイだけで、苛められるのは、アニメ版と一緒だ。でも、飛ぶきっかけとかは、微妙に違う。2019/04/09
くすみ
2
長男セレクト。ダンボの話を知らずに生きてきたのでいい機会。根本の問題は解決されておらず、すっきりハッピーエンドではないけれど、ダンボに誇れるものができたからいいのかな。【4歳4ヶ月/】2019/05/03