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出版社内容情報
大村 平[オオムラ ヒトシ]
著・文・その他
内容説明
あらゆるものがデータ(数値)になる時代。そのデータをどう扱うか、どうやって読み解くかが、なにより重要だ!統計解析とは、数字に真実を語らせる“ワザ”である。正規分布からt検定、分散分析、回帰分析まで、考え方の基本と実用上の“勘どころ”がむずかしい数式なしで理解できる。
目次
第1章 数の群れにはなにが隠れている?―統計解析ことはじめ
第2章 ノーマルとアブノーマルの科学―正規分布に親しむ
第3章 ウナギ捕りから推測統計へ―推定という知的な作業
第4章 実力か、まぐれか、いかさまか―検定という決着のつけ方
第5章 不良品からあなたを守る術―標本調査による保証
第6章 じょうずな実験教えます―分散分析と実験計画法のダイジェスト
第7章 今を知り、未来を占うテクニック―相関と回帰の一部始終
付録
著者等紹介
大村平[オオムラヒトシ]
1930年、秋田県生まれ。1953年、東京工業大学工学部機械工学科卒業。工学博士。防衛庁(現・防衛省)、日本電気を経て、日本航空宇宙工業会顧問などを務める。ジェット機、レーダーなどの研究開発に携わった。確率、統計、多変量解析など、応用数学に関する著書は40冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
110
2019/5/11 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2019/11/8〜11/13 このところ必要があって統計学を集中的に学んでいるが、あまり数式を使わずに統計の妙を語っている良書。大変参考になった。あと、2冊統計の本を買ってあるが少しお休みしてから勉強を続けることにしよう。2019/11/13
せっちゃんさん
18
統計学を勉強しようと手にした一冊目。入門書としてかなり読み易いと思う。数式は出てくるけど、最小限に留めてる印象。「実践に向けて」の方向性で書かれてたり、母集団と標本の記号の違い一覧など、痒い所に手が届いてる。これと何冊か統計の本を読めば全体感は掴めるはず。最初の一冊の一つとしてお勧めできる本。2021/11/30
まえぞう
15
今日から使えるシリーズ3冊目は統計です。以前の2冊と違って難しい数式の解説はないので、やさしく読めます。統計の話でいつも疑問なのは、5%とか1%とかの危険率が恣意的に決められていることです。実用上の学問ということなのでしょうが、数学的な追究という点では不満が残ります。2019/02/24
中島直人
10
(図書館)分かり易くて読みやすい。にも関わらず、しっかり理解出来る。統計解析について、全体感が、しっかり分かる。おすすめできる本。2019/06/04
nagata
9
大村さんの本は、そのどれもが簡明ですとんと頭に落ちる。統計がメインだが、小難しい説明があまり前面に出ずに(端折っているわけではない)、実際の事象を上手に絡めて話してくれるからだと思う。数学だって、もとは現実の必要性から出発したはずのものだし、頭の使い方としても見習いたいところ多である。2023/07/22