分光法シリーズ<br> X線光電子分光法

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分光法シリーズ
X線光電子分光法

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784065140475
  • NDC分類 433.5
  • Cコード C3343

出版社内容情報

測定原理から最先端の測定法、さまざまな物質への応用例など、X線光電子分光法のすべてがわかる。付録も充実。本書はX線光電子分光法(XPS)を使うすべての方にとってバイブル的な1冊です.
第1章では固体表面・界面分析の必要性と課題について述べます.表面に入射するプローブと表面から脱出する検出粒子の組み合わせ,さらにはエネルギー範囲などを含めると数百種類の表面・界面分析手法があります.その長所・短所を理解して適切な分析手法を選択することが重要です。1.4節ではXPSが生み出された歴史的背景と,1960?70年代の黎明期における世界と日本での開発の経緯について述べます.X線管,電子エネルギー分析器,検出器すらも自作し,制御・計測・データ処理のためのコンピュータもなしに挑んだ開発から学ぶことは多いように思います.
第2章では,どのような情報が光電子スペクトルから得られるかを原理に基づいて詳しく述べ,測定の際に考慮すべき問題についても説明します.
第3章ではXPSの実際として,最初に実験装置について概要を説明し,続いて化学組成/化学結合状態の深さ分析,非破壊で埋もれた界面を評価する硬X線光電子分光法,原子配列を決定する光電子回折・ホログラフィー法,表面電子状態を解明するスピン・角度分解光電子分光法について述べます.
第4章では不均一系の顕微観察ができる光電子顕微鏡と三次元ナノXPSについて述べます.
第5章ではXPSの応用として,12種類の材料・現象に分けて測定と解析の実例を紹介します.
第6章では今後の展開が期待される準大気圧光電子分光法と超高速時間分解光電子分光法について述べます.

XPSは現在でも発展途上にあり,ハードウェアの高度化に加え,機械学習などのソフトウェアを組み合わせることで新たな展開が広がろうとしています.本書をこれまでに到達した道標としてだけでなく,今後の展開の指針を得るための座右の書として活用していただければ幸いです.

[目次]
第1章 固体表面・界面分析の必要性と課題
第2章 X線光電子分光法の基礎
第3章 X線光電子分光法の実際
第4章 X線光電子分光イメージング
第5章 X線光電子分光法の応用
第6章 X線光電子分光法の新たな展開
付録A 光イオン化断面積,平均自由行程,内殻準位の結合エネルギー,仕事関数
付録B 光電子スペクトルの解析方法

第1章 固体表面・界面分析の必要性と課題
1.1 表面および界面とは
1.2 固体表面・界面の多様性と機能
1.3 固体表面・界面分析手法と情報
1.4 X線光電子分光法による固体表面・界面分析
第2章 X線光電子分光法の基礎
2.1 X線光電子分光法の原理
2.2 X線光電子分光法で得られる情報
2.3 X線光電子分光法の分類と特徴
2.4 X線光電子分光測定における問題
第3章 X線光電子分光法の実際
3.1 X線光電子分光法の装置
3.2 化学組成/結合状態の深さ方向分析
3.3 硬X線光電子分光法
3.4 光電子回折・光電子ホログラフィー法
3.5 スピン・角度分解光電子分光法
第4章 X線光電子分光イメージング
4.1 光電子顕微鏡
4.2 三次元ナノX線光電子分光法
第5章 X線光電子分光法の応用
5.1 高分子薄膜材料への応用
5.2 磁性薄膜材料への応用
5.3 酸化物薄膜材料への応用
5.4 炭素材料への応用
5.5 半導体デバイス,太陽電池などの多層膜デバイス材料への応用
5.6 触媒材料への応用
5.7 超伝導材料への応用
5.8 原子層材料への応用
5.9 希土類・アクチノイド化合物への応用
5.10 放射光時分割X線光電子分光法と超音速酸素分子ビームを組み合わせた表面反応のダイナミクス研究への応用
5.11 電気化学セルと組み合わせた固液界面反応の「その場」観察
5.12 電子デバイスのオペランド測定
第6章 X線光電子分光法の新たな展開
6.1 準大気圧光電子分光法
6.2 超高速時間分解光電子分光法
付録A 光イオン化断面積,平均自由行程,内殻準位の結合エネルギー,仕事関数
付録B 光電子スペクトルの解析方法


高桑 雄二[タカクワ ユウジ]
著・文・その他/編集

目次

第1章 固体表面・界面分析の必要性と課題
第2章 X線光電子分光法の基礎
第3章 X線光電子分光法の実際
第4章 X線光電子分光イメージング
第5章 X線光電子分光法の応用
第6章 X線光電子分光法の新たな展開
付録

著者等紹介

〓桑雄二[タカクワユウジ]
理学博士。1982年東北大学大学院理学研究科博士課程単位修得退学。東北大学電気通信研究所助手、1993年東北大学科学計測研究所助教授、2001年東北大学多元物質科学研究所准教授を経て、2010年から同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。