講談社文庫<br> 恋と禁忌の述語論理(プレディケット)

個数:
電子版価格
¥946
  • 電書あり

講談社文庫
恋と禁忌の述語論理(プレディケット)

  • ウェブストアに8冊在庫がございます。(2024年03月28日 18時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065139950
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大ヒット『その可能性はすでに考えた』『探偵が早すぎる』著者・井上真偽のデビュー作、ついに文庫化! 伝説はここから始まった!それは、「推理」でなく「検証」。
探偵を補完するもう一つの存在・推理の「検証者(ベリファイア)」、見参!
大ヒット『その可能性はすでに考えた』はここから始まった!?

雪山の洋館での殺人。犯人は双子のどちらか。なのにいずれが犯人でも矛盾。
この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞(うえおろじょう)が見事解決
ーーと思いきや、癒やし系天才美人学者の硯(すずり)さんは、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!!
他にも個性豊かな名探偵たちが続々登場。名探偵を脅かす推理の検証者、誕生!

『その可能性はすでに考えた』『探偵が早すぎる』の
大人気作家・井上真偽のメフィスト賞受賞作、ついに文庫化!

レッスン1「スターアニスと命題論理」
レッスン2「クロスノットと述語論理」
レッスン3「トリプレッツと様相論理」
進級試験「恋と禁忌の……?」
巻末資料
解説 佳多山大地


井上 真偽[イノウエ マギ]
著・文・その他

内容説明

雪山の洋館での殺人。犯人は双子のどちらか。なのに何れが犯人でも矛盾。この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞が見事解決―と思いきや、天才美人学者・硯は、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!!他にも個性豊かな名探偵たちが続々登場。名探偵を脅かす推理の検証者、誕生!

著者等紹介

井上真偽[イノウエマギ]
神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』(本書)で第51回メフィスト賞を受賞。第2作『その可能性はすでに考えた』は2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席巻。続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばかん

76
著者デビュー作にして第51回メフィスト賞受賞作の今作だが、名状しがたい世知辛い理由により3番目に文庫化される運びとなった。      三者三様の事件とその解答を検証していく今作。     正直普通にめちゃ面白なのに、不人気らしい。なぜ……。    花屋探偵メインで1本読みたいし、女子大生探偵メインで1本読みたいし、硯さんの正体も気になる。  こんなに読みたい要素満載なのに、全て放置して青髪探偵をシリーズ化してしまってしかも大人気。いや面白いけれども。是非ともですね、青髪以外の作品を書いて欲しいものですね。2019/01/10

koma-inu

62
論理を究極まで高めた3短編+おまけ1編。数式を多用した論理展開がすごい。というか、ほとんど理解できない。が、各々の謎は分かりやすく解説されているため大丈夫です。イチオシは「トリプレッツと様相論理」。「その可能性はすでに考えた」の探偵が登場、その見事な推理を、真の探偵の硯が論理でひっくり返す。雪の足跡トリックは、○○ならではの内容であり、図解入りがステキです。こんなに頭痛いほど緻密な内容を、デビュー作によく持ってきたものです。そう考えると、次作以降は、やや分かりやすい論理になりましたね。2022/08/31

星群

56
お気に入りの作家さんになりました。まず、硯さんと詠彦君のやりとりが面白かった。だから、詠彦君があんなことを考えてるなんて思いもよらず、最終章ではそう繋がるのかと、やや驚きました。博識な作家さんだなぁと思って読み終わり、巻末の著者紹介を見ると、なんとT大学卒業!益々今後が気になります!!2020/12/19

カノコ

48
最初に言っておくと、わたしは数学が大の苦手だ。数ⅠAで挫折した。なのに、どうしてこんなにも面白いんだ。大好きな井上真偽氏のデビュー作でありメフィスト賞受賞作。探偵たちが解決した事件を、美人学者の硯が数理論理学的に検証を行う。作中には、ミステリには似つかわしくない論理式や数式が数多く登場。文系人間からするとそれだけで怯んでしまうのだが、丁寧に一つずつ説明されるそれらの意味するところが事件の綻びを指摘していくと、最高に気持ちいい。これぞ井上真偽。人を選ぶかもしれないけど、ハマるとめちゃくちゃ気持ちいい怪作。2019/01/18

hnzwd

47
文庫後発ながら実はデビュー作。論理的解決を論理的解決でひっくり返していくスタイルは、そのままに、探偵役には記号論理学を操る女性を配置しています。作中の記号論理学部分は、大学数学なので、、読書好きな層との親和性は低めかも。証明が正しいかを証明する、っていう新しい試みでした。解ると楽しいんですよ?続けてもらいたいもんですが、新シリーズ達がみんな好調なので、しばらくは無理かもなー2019/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13265206
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。