日本野球をつくった男―石本秀一伝

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日本野球をつくった男―石本秀一伝

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  • サイズ B6判/ページ数 584p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065138991
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0023

出版社内容情報

広島カープ初代監督・石本秀一の野球に捧げた苛烈な生涯を、綿密な取材で描ききる力作ノンフィクション。石本秀一(1897?1982)は、広島カープの初代監督として知られる。カープ草創期は、資金難で球団解散の危機に瀕したが、独特の後援会組織の結成など、資金集めに奔走して球団存続に尽力した。その知恵と行動力で有名だが、それだけではない。
大正から昭和初期には、高校野球の監督として、広島商業を四度、全国制覇に導き、またプロ野球に転じては、大阪タイガース監督に就任して、二期連続優勝を果たしタイガース黄金時代を築いた。また、広島カープ監督退任後も、西鉄ライオンズのピッチングコーチに就任して後の大エース・稲尾和久を発掘するなど手腕を発揮。また中日ではヘッドコーチとして、20勝投手を育成するなど、選手を育て続けた。
大正4年に第一回全国中等学校優勝野球大会(今の甲子園)が始まったとき、石本は広島商業のエースとして参加している。以来、昭和41年にカープにヘッドコーチとして復帰するまで、その生涯は、広島カープの礎を築いただけではなく、まさに、日本野球の礎を築き、その歴史を生き抜いた人生だったと言えよう。
広島初代監督時代の、球団存続に奔走する姿ばかりがクローズアップされるが、独自の投球理論、打撃理論で、日本野球に果たした貢献度は非常に大きいものがある。本書は、関係者に綿密な取材をくりかえし、「野球の鬼」ともいわれた石本の人生と、日本野球の歴史を浮き彫りにする力作ノンフィクションである。







戦争と中等野球
広島商業の黄金時代を築く
大阪タイガースの監督に就任
戦争に向かう日本――国民リーグ誕生
故郷広島にカープ誕生
カープつぶしに屈することなく
カープを追いやられる
三原脩からの招聘――球界初のピッチングコーチ
中日のヘッドコーチに――野球技術者として
ふたたびカープに


西本 恵[ニシモト メグム]
著・文・その他

内容説明

広島商業で全国制覇4回、大阪タイガースを2期連続優勝に導く!広島カープでは球団存続に奔走し、西鉄ライオンズでは、大エース・稲尾和久を発掘。中日ドラゴンズに転じて20勝投手を育成。まさに日本野球の歴史を生きた85年を活写する!広島カープ初代監督の苛烈な生涯!

目次

第1章 戦争と中等野球
第2章 広島商業の黄金時代を築く
第3章 大阪タイガースの監督に就任
第4章 戦争に向かう日本―国民リーグ誕生
第5章 故郷広島にカープ誕生
第6章 カープつぶしに屈することなく
第7章 カープを追いやられる
第8章 三原脩からの招聘―球界初のピッチングコーチ
第9章 中日のヘッドコーチに―野球技術者として
第10章 ふたたびカープに

著者等紹介

西本恵[ニシモトメグム]
1968年、山口県玖珂郡周東町(現・岩国市)生まれ。小五で「江夏の21球」に魅せられ、野球に興味を抱く。広島修道大学卒業後、大手食品メーカーや大手住宅メーカー勤務。脱サラ後、地域コミュニティー誌編集に携わり、地元経済誌編集社で編集デスクを経験。三五歳で独立。雑誌、書籍などでカープ関連の記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

37
石本秀一さんの名前は聞いたことがある程度でした。日本野球を紐解くと、どうしても巨人軍が中心の物語となってしまいます。この著書で、石本さんの足跡を知ることができて、本当によかった。実に理論的な判断で多くの名選手を育ててきたことは、まさに日本野球をつくった、そして、今もその魂は引き継がれていることに、胸が熱くなりました。2019/01/30

Naoko Fukumi Fujita

5
かなり偏った嗜好のため、ハウツー本や体験談は手に取らない傾向にある。ただしノンフィクションは例外。夫が広島生まれ育ち、母が広島育ちということもありカープファン。書評を確か週刊文春で目にし、いつもの銀座の書店にて購入、しばらく積読。アメリカ遠征、食事や私生活の管理、スカウト眼、ひじの冷却、還暦すぎてからのスライディング実演と選手の指導以外に時代先取りの着眼点が記載されている。数々の指導者を生み出したことに納得。カープファンのみならず野球ファンにぜひチャレンジしていただきたい本。2019/08/31

どん

5
カープの草創期に樽募金で有名な石本監督の本があったので、カープファンとして読み始める。 読み進むにつれ、石本秀一さんの野球への愛や、慧眼のすごさが押し寄せてくる。これだけの実績をお持ちとは知らなかった。本当に日本の野球をつくられたという、この題しかないだろう。 カープ初優勝のときの石本さんの映像は忘れられない。 取材開始から10年をかけた、600ページ近くある大作。日本野球のファンには一読の価値あり。 何度か母校の名前が出てきたのはうれしい。2019/02/15

tban

4
本当に野球の神様です 石本秀一さんの事は、広島カープの草創期の 伝説として意識はしていたが、ここまで深く プロ野球と選手育成にかかわっていたのは初見でした。 これは殿堂入りどころか、正力松太郎をこえて現場に おりたった神様だと思います。ものすごい力作です。 驚きの選手たちとの関係や国民リーグまで登場します。 プロ野球三国志の孔明といった立ち位置です。 プロ野球史に興味があれば、必読です。2019/02/01

イチゴタルト

2
カープは結成当初からお金に困っていた。初代監督の石本が広島各地で試合をするアイディアを思いつく。各地で試合をしつつ地元の方からお金をもらい、経営を安定させていった。コーチの面では藤村冨美男や水谷重雄を投手から野手に転向させた実績がある。石本秀一は多くの人に知られていない。石本のほかにも、野球界に多大な貢献をしているのに知られていない人物はいるのかな?と2021/08/24

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