出版社内容情報
乳房を残すか、再建するか。家族にどう伝えるか。標準治療の実際から治療後の生活まで徹底解説。不安をかかえる患者に寄り添うガイドひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【知るべきこと、選ぶべきことはなに?】
日本では、乳がんの患者さんが増え続けています。新たに乳がんと診断される女性は、年間約9万人。「本当に乳がんかもしれない/乳がんと診断された」という事態に直面したとき、どうしたらよいでしょう。
現在は、闘病体験を綴ったブログをはじめ、学会、医療メーカーなどが発信する詳しい解説まで、インターネットでありとあらゆる情報が入手できます。けれど、断片的な情報をいくら入手しても、「自分の乳がん」と「ほかの人の乳がん」の違いは見えにくいものです。まずは乳がんについてよく知り、自分の乳がんの特徴や状況を正しく把握しておくことが大切です。
一般に「がんの解説書」は難しくなりがちですが、本書はイラストやチャートなどを多用することで、どの本よりも見やすく、読みやすい100 ページで構成。2018 年に出された新しい乳癌診療ガイドラインに沿って、基礎知識から最新治療までをくわしく解説していきます。
乳がんの疑いが濃厚なとき、あるいは診断直後になにを検討すればよいか、乳房を残すか、再建するかなど迷ったときに役立つ一冊です。
【主な内容構成】
第1章 もしかしたら……乳がん?
第2章 知るべきこと、選ぶことはなに?
第3章 どんな治療を受けるのだろう?
第4章 どうする? どうなる? 治療中・治療後の生活
第5章 「乳がん家系」のあなたにできること
山内 英子[ヤマウチ ヒデコ]
監修
内容説明
乳房を残す?再建する?どんな治療をするの?治療の実際から治療後の生活までやさしく解説。
目次
第1章 もしかしたら…乳がん?(気になる症状があるとき―しこりや痛み…異変があれば早めに受診;乳がん検診の結果―画像上の異常=乳がんとは限らない ほか)
第2章 知るべきこと、選ぶことはなに?(情報を活用するために―あふれる情報をふるいにかける力をつけよう;乳がんの特徴―進み方はゆっくりだが「全身病」という側面もある ほか)
第3章 どんな治療を受けるのだろう?(手術を受ける人へ―入院は短期間。退院後も無理はしないで;手術―部分切除なら放射線療法もおこなうのが一般的 ほか)
第4章 どうする?どうなる?治療中・治療後の生活(経済的なこと―払うお金の心積もり、戻るお金の手続きを;生活のポイント―治療と日常生活の両立に「がんばりすぎ」は禁物 ほか)
第5章 「乳がん家系」のあなたにできること(遺伝性乳がん・卵巣がん症候群―五~一〇%の患者さんは遺伝的な要因が大きい;遺伝子検査―「陽性」とわかれば家族を救う道を探しやすい ほか)
著者等紹介
山内英子[ヤマウチヒデコ]
1987年順天堂大学医学部卒業。聖路加国際病院外科レジデントを経て、1994年渡米。ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所、ジョージタウン大学ロンバルディ癌センターでリサーチフェローおよびインストラクター。ハワイ大学にて外科レジデント、チーフレジデントを修了後、ハワイ大学外科集中治療学臨床フェロー、南フロリダ大学モフィット癌センター臨床フェロー。2009年4月聖路加国際病院乳腺外科医長、2010年6月同病院乳腺外科部長・ブレストセンター長。2017年より同病院副院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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