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出版社内容情報
夜の底で響く呪詛から逃れるために、死の輝きは、なによりも魅力的だった。ふたりはいま、知れ切った結末を迎える。その少年は、15歳にして悪徳の限りを尽くした。傷つけ、犯し、奪い尽くした……。半年間の失踪を経て、記憶の全てを失ってしまった高校生、斎藤悠介。記憶喪失なりに平穏だった日常は、ある日、突然、破られた。次々に現れる過去を知る者、復讐者たち。覚えのない咎で断罪される瞬間、死肉に突きたてた刃の、幻を見た。━━さて。俺が殺したのは、どこの誰だ? 謎と暴力の記憶喪失サスペンス!
街の灯を見下ろすビルの屋上で、全てを思い出した斎藤悠介は、一ノ瀬明里と向かい合う。夜の底で響く呪詛から逃れるために、死の輝きは、なによりも魅力的だった。殺し合い、愛し合った果てに、ふたりはいま、知れ切った結末を迎える。━━それでも、いつか。この命に、価値を見出せるように。
さの 隆[サノ タカシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かに
4
生き続けることが一番の罰2019/06/08
毎日が日曜日
4
記憶を取り戻して、罪悪感に潰れる。忘れたかと言って罪がなくなるわけでもない。罰はこれから。2018/11/18
路傍の石
3
5巻まで一気読み。悪いレビューも多かったけど、自分は好きな作品。センセーショナルにしすぎなところが鼻につくかもだけど、書こうとしているテーマにはぐっときた。いい感じで終わっ…え、まだ続くの?2018/11/17
ak
2
このあたりで一旦終わりかな。2023/03/21
たーたん@まんが用
1
「罪を償う」って難しい。例えば被害者が「もう二度と俺の前に現れないでくれ」と言って、それを守ったら罪を償ったことになるのか。逆に被害者が「許すよ」と言ったら罪を償ったことになるのか。結局、何をしたところで罪は償えないし、やってしまった過去は消えない。誰であると、主人公が背負った罪を取り除いてあげることは出来ない。そして、主人公は自分の背負った罪に一生責め抜かれなくちゃいけない。罪人というのは何をしようとも罪人ということはからは逃れらないのだな、と。2022/04/10