出版社内容情報
自分の死ぬ日が、わかるとしたら……。火村&有栖の絶妙コンビ「国名シリーズ」最新作!自分の死ぬ日が、わかるとしたら……。火村&有栖の絶妙コンビが遭遇する殺人事件とは!? 大人気「国名シリーズ」最新作!
有栖川 有栖[アリスガワ アリス]
著・文・その他
内容説明
前世から自分が死ぬ日まで―すべての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」。この神秘に触れようと、神戸の異人館街の外れにある屋敷に“インド倶楽部”のメンバー七人が集まった。その数日後、イベントに立ち会った者が相次いで殺される。まさかその死は予言されていたのか!?捜査をはじめた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!
著者等紹介
有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。’89年『月光ゲーム』でデビュー。’03年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、’08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞、’18年「火村英生」シリーズで第3回吉川英治文庫賞を受賞。本格ミステリ作家クラブ初代会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
546
冒頭、とても魅力的な雰囲気で幕開け。帯や表紙裏の売り文句も"予言""連続殺人"とあって、おいおい予言どおりに倶楽部のメンバーが次々殺されていっちゃうんですか~!と勝手に決めつけて期待値うなぎ登り。が、そういうお話ではなかった。あの煽り、現在進行形の連続殺人物を期待するのも当然じゃないかと思う。実際は火村先生が乗り出した時にはすでに死体が二体で以上。久々の国名シリーズ長編ということと、読者の期待から微妙にポイントをずらした内容で、損している部分もあるが、独特の雰囲気と、シンプルだけど整った推理が割りと好き。2018/09/14
starbro
328
有栖川 有栖は、新作中心に読んでいる作家です。「火村英生」シリーズは、何作か読んでいますが、「国名シリーズ」は初読です。もっとインド色が強いのかと思いましたが、いつものパターンでした。 本書は横溝正史オマージュ小説かも知れません。 https://kobecco.hpg.co.jp/7248/ なお私は、神も「アガスティアの葉」 https://ninja-woman.com/archives/41647335.html も輪廻転生も信じていません(笑) 2018/10/17
ちえり
137
ああ~‼ 読み終わってしまったぁ…もっと大事にゆっくり読むつもりだったのに。久しぶりの国名シリーズ、しかも長編。しかも神戸!知ってる場所が出てくるとワクワク。アリスが過去の事件にタイトルつけてたなんて嬉しいぞ。なんか再読したくなってきたやん。今回はなんと、とんでもない動機です。いつも動機にいまいち納得できないんだけど今回はさらに、ムムムって感じ。いいんだけどサ。 いつの間にか2人もスマホ持っちゃってるね。歳はとらないのにさ。2018/09/18
ダイ@2019.11.2~一時休止
119
作家アリスその23&国名その9。久しぶりの国名でイイ感じです。また作中で過去作の小ネタ?などもあって楽しめました。2018/09/29
yu
118
Kindleにて読了。久しぶりの有栖川さん×火村先生シリーズ。中々の長編だった。このシリーズは短編が多いイメージだったけど、今後は長編を描いていくというあとがきを読んで納得。抜群の安定感で今回も面白かった。2018/09/10