講談社ノベルス<br> メーラーデーモンの戦慄

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講談社ノベルス
メーラーデーモンの戦慄

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065131367
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

「一週間後、お前は死ぬ」メールを受信した人たちが殺害される! 驚愕の仕掛け満載。「援交探偵」らいちシリーズ最新作!「一週間後、お前は死ぬ」
メールを受信した人たちが殺害される!

傷心の藍川警部補は「青の館」へ。そこには訳ありの宿泊者たちが――。
         
驚愕の仕掛け満載!
『○○○○○○○○殺人事件』etc.
「援交探偵」らいちシリーズ最新作!

メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」
というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生! 
「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。
被害者は全員、X-phone(サイフォン)社のガラケーを所有していたことが判明する。
一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、
小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。
らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!

早坂 吝[ハヤサカ ヤブサカ]
著・文・その他

内容説明

メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生!「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。被害者は全員、X‐phone社のガラケーを所有していたことが判明する。一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!

著者等紹介

早坂吝[ハヤサカヤブサカ]
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同作で「ミステリが読みたい!2015年版」新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

359
面白いと思う。前作までと比べると、パンチ力が弱まっているように、人によっては感じるかもしれない。劇場型犯罪の流れで、ツボがホワイダニットなったのだと予想するが、その観点からみれば十分に衝撃&笑撃。挑戦状の挿し込み方にも、しっかりした意図を感じる。昔に、メフィスト賞先輩の霧舎巧が、積極的に携帯電話を利用したトリックを用いて、トリックの可能性を広げようとしたように、著者はドローンやツイッター等々、新鮮な題材を料理しようという意欲が旺盛。そこら辺まで含めて、実はすごく新本格スプリットに溢れている。2018/09/11

しんたろー

172
「らいちシリーズ」第5弾。相変わらず本格もの的推理+様々なトリック+現代性&社会性+エロバカ等をテンコ盛りにしたサービス精神には敬意を表したいが、過去の登場人物や事件を覚えていられないオジサンにはキツイのが難点だった。シリーズを時間を置かずに読めば充分楽しめる内容だけに、自分の記憶力低下が恨めしいが、それでも早坂さんの「自分の頭で考えよう!」というメッセージは伝わってきた。らいちに再会したいし、珍しいタイプのミステリなので続けて欲しい🎶 それにしても、らいちの「性的支配」とは、どんなに凄いのだろう?💛2019/03/07

aquamarine

80
シリーズ5作目。メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールを受け取った人物が連続して殺害され…。今回は藍川刑事が警察とも、らいちとも離れた状態で推理をします。以前の作品に出てきた人がいたり、早坂吝氏がいたり、読者サービスは満点。相変わらずの下ですが、メタでもあり、社会派でもあり、伏線も完璧な本格です。ただ好みだと思いますが、私は推理小説として動機なども楽しみたいのに、読者への挑戦がしっかり作られすぎていて凄くよくできたクイズ問題を解いているように感じてしまったのが、少し残念でした。2018/11/27

ダイ@2019.11.2~一時休止

76
上木らいちその5。過去作があちこちにちりばめられてます。トリックにはもちろん下ネタありですが楽しめました。2018/10/03

buchipanda3

50
らいちシリーズ。今回も読み易くて遊び心のある本格ミステリを楽しめた。前作の仰天な流れの反動からかメランコリーな雰囲気が漂う中、活を入れるかのように叩きつけられる”読者への挑戦状”。それは作中のある人物への言葉であり、読み手へのものでもある。何事もまずは「自ら考える」べしというメッセージが強く感じられた。色々な面でそうだが、何より折角本格ミスを楽しむのだからと。順番の仕掛けが面白かった。あと事件の真相に辿り着く決定的な箇所はいつもの持ち味を発揮し唖然。普通気付かないって。過去作の絡め方も面白い。次回も期待。2018/09/09

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