出版社内容情報
わが子への虐待の罪に問われた保護者に次々と無罪判決が! 「揺さぶられっ子症候群」は、はたして虐待の根拠となるのでしょうか?
内容説明
子育て世代のママ、パパをはじめ、すべての保護者たちに知ってほしい現実。ここ数年、「赤ちゃんを強く揺さぶって脳に傷害を負わせた」として罪に問われる親が増える一方、最近になって、その保護者たちに、次々と無罪判決が下されています。脳内にけがをした子どもが「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」だと診断された瞬間から、そばにいた保護者は「虐待」の疑いをかけられる可能性があります。「つかまり立ちから転んだ」「ベッドから落ちた」といった家庭内の事故だと主張しても聞き入れられず、子どもと引き離され、「虐待親」のレッテルを貼られた親たち。彼らの過酷な体験に耳を傾け、専門の医師や法律家の見解を取材すると、「揺さぶられっ子症候群」の現状と問題点が見えてきたのです。
目次
第1章 「虐待した親」というレッテルを貼られるまで
第2章 「つかまり立ち」から転んでしまって
第3章 日本における「揺さぶられっ子症候群」
第4章 脳神経外科医たちからの反論
第5章 海外の最新事情と「SBS検証プロジェクト」
第6章 立ち上がった親たち
最終章 「私は虐待していない」に耳を傾けて
著者等紹介
柳原三佳[ヤナギハラミカ]
1963年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。交通事故、死因究明、司法問題等をテーマに執筆。主な作品に、『家族のもとへ、あなたを帰す 東日本大震災犠牲者約1万9000名、歯科医師たちの身元究明』(WAVE出版)、また、児童向けノンフィクション作品に、『柴犬マイちゃんへの手紙』などがある。自身が医療過誤被害に遭った経験から厚生労働省の「医療事故調査制度の施行に係る検討会」委員を務めたほか、「NPO法人地域医療を育てる会」にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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