死を笑う―うさぎとまさると生と死と

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死を笑う―うさぎとまさると生と死と

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620322902
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0095

内容説明

万人に必ず訪れる最期の日。原因不明の病で死の淵をさまよった中村うさぎと、いわゆる「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤優。異色の2人が贈る「死の入門書」がついに解禁。死は終わりか、救いか、それとも…。

目次

第1章 死の淵から(「天国の門」が現れない!;モスクワで死の危機 ほか)
第2章 死の意味(「おまえはすでに死んでいる」;自意識のマッチポンプ ほか)
第3章 死と生(安楽死とカルヴィニズム;キリスト教とギリシア思想の結婚 ほか)
第4章 死を想う(いとこの自殺;神の見えざる手 ほか)
第5章 死とともに(六つの魂;わたしのお墓の前で… ほか)

著者等紹介

中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年、福岡県生まれ。同志社大学卒業。OLやコピーライターなどを経て作家に。ライトノベルで好評を博す一方、浪費、美容整形などの実体験をもとにしたエッセーなどで注目を集める

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。同志社大学神学研究科修士課程修了。元外務省主任分析官。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。05年、執行猶予付き有罪判決を受ける。09年、最高裁で有罪が確定、外務省を失職。05年『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。06年『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

35
佐藤氏はクリスチャンであるに関わらず、死後の天国や地獄は考えないという。また、「霊」はともかく、アイデンティティを持つ「魂」の永遠性は感じているらしく、その意味で仏教と親和性がある。2019/10/27

mazda

31
病気で死にかけた中村さんと、社会的に抹殺された佐藤さんの会談形式の本です。集団的自衛権がポエム、という記述については正直どうかと思うし、中村さん自身は日本の右傾化にとても不安を覚えているようで、両者のアンチ安倍という傾向がすけて見えます。サイコパスは治らない、というコメントは結構過激だな、と思いましたが、そうならば法整備を進めてそんな人が世の中に出てこないようにしないといけないと思うのですが…。二人の会話がどれほど信憑性があるのかを検証する必要があるのでは、というのが率直な感想です。2016/05/31

はなすけ

27
うさぎさん曰く「死は無」。そうかー、そう考えた方が執着をふっきれて色々楽かもなあ。佐藤さんの断定的な物言いは時々ちょっと苦手だったが、オボちゃんと安倍首相はポエマー、のりピーのトンデモ告白本、三浦綾子の「氷点」のディスりはかなり笑えました。2019/12/10

リノン

21
中村うさぎさんと佐藤優さんの対談は、「聖書を読む」「聖書を語る」に続き3冊目です。相変わらず、面白い。佐藤さんはVシネマと「闇金ウシジマくん」を見ているとは、驚きました。文中に繰り返し出てくるので、その度に笑ってしまいます。宗教により、死の捉え方が違うのは興味深いです。“あらゆる宗教で自殺を絶対的に否定している宗教はない。”、“沖縄では魂が6つある。日本やキリスト教では、魂は一つと考える”など、知らないことも多く、勉強になります。佐藤さんのルーツは沖縄とキリスト教にあるようですね。2015/05/27

mari

20
大好きなうさぎさんと佐藤優さんの対談本。いろいろ深いのだか、下世話なネタも2人の解説でなるほどなと再認識。オボちゃんのご実家に着目している点なんてさすが。山本太郎は憑依されやすいにも、思わず膝を打った。安倍さんは詩人という点だけは同意できなかったけど。2015/04/24

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