講談社+α新書<br> 精日―加速度的に日本化する中国人の群像

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講談社+α新書
精日―加速度的に日本化する中国人の群像

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065128268
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0236

出版社内容情報

サッカー日本代表の応援旗を作りスタジアムで応援する上海の若者たち等、いま中国人はアイデンティティを失い、日本の磁力に引かれる 権力固めに目途がついた習近平は、満を持して日中友好に路線を変更した。しかしそれ以前の中国には、既に「精神的日本人=精日」と呼ばれる人たちが大量に発生していた。そんな時代的な背景も作用していたのだ。
 サッカー日本代表の応援旗を作りスタジアムで応援する上海の若者たち、旧日本軍の軍服を着てコスプレを楽しむ北京の青年、日本映画を研究する共産党員……特権階級の人たちの中国を「あなたの国」と呼ぶ中国人はアイデンティティを失い、いま日本の磁力に引かれているのだ。 
 ――そうした中国人たちの生の声を、北京、上海、そして日本で取材し、決して画一的ではない中国人の日本観を示す企画。「精日」を通じて現代中国の全てが分かる!


まえがき――「反日」を覆す新中国人の実態
第1章 「精日」の時代背景
第2章 「精日」の精神的祖国
第3章 「精日」の百人百様
第4章 共産党から見た「精日」と日本
終 章 「精日」に対し日本人は


古畑 康雄[フルハタ ヤスオ]
著・文・その他

内容説明

日本文化が共産党を圧倒!?対日好感度も急上昇で、5年後の日中関係は激変!

目次

第1章 「精日」の時代背景(日本文化の影響を受けた世代とは;反日デモ収束と訪日旅行者の関係 ほか)
第2章 「精日」の精神的祖国(精神的な祖国は日本という人たち;あなたの中国は私の中国ではない ほか)
第3章 「精日」の百人百様(イケメン「精日」は軍事マニア;靖国神社で旧日本軍のコスプレを ほか)
第4章 共産党から見た「精日」と日本(中国共産党の「精日」観は;「精日」が作った社会の悪性腫瘍 ほか)
終章 「精日」に対し日本人は(民間消費こそ日本への認識を反映;迫害された中国人の「避難港」に ほか)

著者等紹介

古畑康雄[フルハタヤスオ]
1966年、東京都に生まれる。共同通信社編集局国際情報室次長。1989年、東京大学文学部(中国語中国文学)卒業後、共同通信社に入社。地方支社局を経て、1997年から北京の対外経済貿易大学に語学研修留学。2001年から16年まで、同社の中国語ニュースサイト「共同網」を企画、運営する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャコタンブルー

25
驚いた! 中国人がワールドカップの日本対コロンビア戦を見るため上海の日本料理店に集まり、何とサムライブルーのユニフォームを着て、日本を応援していた。そんなことして大丈夫なのか!?と思っていたが、本書を読んで概念が変わった。中国共産党に感化されず、反日ではなく本物の日本を理解している若者が急増している。ファション、アニメ、日本食、文化、日本に対する憧れを隠そうともしない。一度日本に旅行した人たちは日本の悪口をいわなくなり、リピーターにもなるという。旅先で中国人と一緒になると嫌だったが、考えを少し変えたい。 2019/04/21

TAKA0726

14
中国人の対日観として「知日」は「日本に対して知識があり、客観的かつ冷静に日本を描写することができる」、「親日」は「日本が好きで日本に接近したり、日中両国の友好を願ったりする」、「媚日」は「日本があらゆる面で中国を上回っていると考え、無原則に日本に媚び、屈服する」の3つは過去にもよく用いられた概念で、理解するのも難しくはない。「精日=精神日本人」はそもそも温和・礼節・清潔・秩序・勤勉・協調・謙虚等の日本人の特性を尊重し取り入れていこうとする中国人。2020/04/21

reo

13
共同通信社古畑康雄氏が書いた日本好きの中国の若者「精神日本人=精日」の実情を探るレポート。この本は今流行りの日本礼賛の書物ではない。共同通信社=左派というイメージがあるのでその論調に興味を持ちながら読む。中国社会は1980年代の親日風潮を経て、90年代に入ってからの露骨な反日宣伝…。そしてその経験から、多くの中産階級から上の中国人たちは中国共産党が反日活動をやろうとしても、もう騙されないという風潮があるという。日本政府や企業はこの中産階級、特に日本に関心が高い人々を主な交流や発信の対象とするべきなのだと。2019/03/19

templecity

10
精日とは精神的に日本人のことを指すが、中国内では日本軍の軍服コスチュームをしたものがいたので王外相が下げすんで精日と呼んだこともある。日本旅行もできない貧困層では政府プロパガンダの映像が真実だと思っているが、日本を旅行した中国人は例外なく考えを変えてしまうようだ。都市部では10%程度が日本を肯定的に考える親日だが、大多数は本当の日本を見ていない。民間レベルのこういう地道な活動で日中友好が更に高まる良い。2019/08/28

Hatann

7
やや距離感の取りにくい本である。中国人も一般的には祖国中国に愛着を持っている。但し、共産党の指導については是々非々の態度をとる。反日教育の影響は小さくないが、日本製アニメの影響もなかなかのものであり、都市部や若年層を中心に日本に対する見方は悪くない。ただ、街中で旧日本帝国軍の軍服を着用して闊歩する人達を見たら、当方でも嫌悪感を覚える(帝国軍の無責任な暴走と逃走こそが全ての元凶に思えるから)。「精日」に対する批判的な言説は理解できるし、様々な文脈で拡大解釈されても、それが固定的に取られるとも思えない。2019/03/16

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