出版社内容情報
『おおきく振りかぶって』のひぐちアサ初期作品「ヤサシイワタシ」を収録したワイドサイズの初期傑作集大ヒット高校野球漫画『おおきく振りかぶって』のひぐちアサ初期作品、純情青年が大学の写真部で出会った台風のような先輩女性との恋愛を描いた「ヤサシイワタシ」4話から最終話までを収録したワイドサイズの初期傑作集。
大ヒット高校野球漫画『おおきく振りかぶって』のひぐちアサ初期作品。青春の挫折と再生、純情青年が大学の写真部で出会った台風のような先輩女性との恋愛を描きジェットコースターラブストーリーと呼ばれた「ヤサシイワタシ」4話から最終話までを収録し、たワイドサイズの初期傑作集。
ひぐち アサ[ヒグチ アサ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saiikitogohu
4
「もうダメってなってる時間を、やり過ごせるかどうかって、運とかだと思うの」「わたしがやらないと思う理由を、死んだ人が持ってなかったわけじゃないと思う」「ヒロくんも、やり過ごしてよ」「それは、ナシなんだよ」(344)「オレは、あの人の中にいたのかな」「死ぬ準備をしてある間、オレを思い出したかな」「全てをやめたくなるほど、誰かの力をうばってくって、知ってたかな」「オレは なんで耐えてるんだ」「もうやめてもいいのか」「まだ、耐えられるのか…」(350)2018/08/28
大竹
1
定期的に読み直してしまう 根底として父親のいびつな愛がヤエの混乱の大元なのかとも思うけど、ヤエのことを考えてくれる妹もいる、やらかしを許してくれる友人もいる。でも自分を愛することができなかった、愛される何者になりたかったヤエの悲しみが詰まっている。 一方芹生はなれなかった自分を諦めて「やれることから始めてつなげていく」ということが叶っていく。 体をつなげて家族にも近くなった人間が自分から離れていく、ヤエにとっての救いは誰にも愛されないことだったのか。どうしたらヤエは死なずに済んだのか、ずっと考える。
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