講談社まんが学術文庫<br> 最大多数の最大幸福道徳および立法の諸原理序説より

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講談社まんが学術文庫
最大多数の最大幸福道徳および立法の諸原理序説より

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065122921
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報

最大多数の最大幸福を追求する”功利主義”。法学に計量の概念をもたらしたこの革命的な思想をミステリー仕立てで漫画化!最大多数の最大幸福を追求する”功利主義”。法学に計量の概念をもたらしたこの革命的な思想をミステリー仕立てで漫画化!
舞台は19世紀のロンドン。急激な産業化で起こる労働問題や、差別され、苦しむ売春婦の依頼など、コンサルタント業を営む主人公ラシュビーのもとに持ち込まれる問題は様々だ。ラシュビーは功利主義というよく切れる道具を使って、快刀乱麻にこれらを解決していく。だが知らぬ間に連続殺人鬼の恨みを買ったラシュビーの背後には、魔の手が迫っていたーーー。


最大多数の最大幸福を追求する”功利主義”。法学に計量の概念をもたらしたこの革命的な思想をミステリー仕立てで漫画化!舞台は19世紀のロンドン。急激な産業化で起こる労働問題や、差別され、苦しむ売春婦の依頼など、コンサルタント業を営む主人公ラシュビーのもとに持ち込まれる問題は様々だ。ラシュビーは功利主義というよく切れる道具を使って、快刀乱麻にこれらを解決していく。

ベンサム[ベンサム]
原著

近藤 たかし[コンドウ タカシ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわ

28
ドラマ仕立て・漫画で、とても理解しやすいです!功利主義の考え方は、富の再分配や法の役割など社会生活に深く根差しているようです。自由に傾きがちな現代にこそ、いま一度、平等について考えるのもいいですね。(☆4)2021/09/03

小木ハム

17
相談事務所の先生とその助手が功利主義を用いて問題を解決していき、切り裂きジャックの犯人捜しにまで発展するお話。最後の方は火曜サスペンスみたいなノリ。功利主義についての学びはやや薄いかもしれないけど、単純に物語として面白かった。絵も綺麗。功利主義は少数の犠牲を払うと考えがちだが、本来はコミュニティ内の苦痛を取り除くことが優先される。ネットリンチやいじめは多数の人間がストレス発散(快を得る)が、快の多産性や純粋性に反しており、生涯かけても取り除けない苦痛を植えつける行為であるため到底功利的な手段とは言えない。2021/05/22

ya~ya

9
功利主義に関する本が読みたくて購入。この本ではベンサムが「最大多数の」最大幸福の考えを主張したように描かれていますが、ベンサムは最大幸福のみだったと、何処かでみたような……。内容は功利主義表層のみしかわからず、既に知っていることを確認しただけでした。本作を読んで、やはり漫画ではなくきちんとした本の方が良いと感じました。そもそも、全編漫画とは思っていませんでした。あまり「道徳および立法の諸原理序説」に関する見つけられなかったのもこの本を手に取った要因の一つではあるのですが。2019/01/24

dou

7
功利主義とは「社会全体的なの効用」を軸に善悪を判断する主義。非常に合理的に思える。しかし、その効用がなかなか数値化できないので、そこが弱いのかなと。2019/06/15

はぎはぎ

5
ベンサムの『道徳および立法の諸原理序説』を下敷きに、功利主義について漫画で紹介する本。ベンサム自身ではなく、よろず相談所を開いている弟子を主人公とする。ストーリーはフィクションであるが、ベンサム的功利主義の考え方を用いて持ち込まれた問題に取り組むという構図は非常に分かりやすく、楽しみながら読み進めることで自然と功利主義の要点がつかめるようになっている。このシリーズはなかなかよいものが多いが、本書も当たりである。2022/11/11

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