出版社内容情報
役者になりたかった青年を、巨匠と呼ばれる作家にしたのは“読書”だった。小説界の巨人が惜しげもなく開陳した自伝的読書遍歴。作家・筒井康隆、誕生の秘密。
戦時中にひとり疎開した幼少期、演劇部で活躍した中高時代、不本意な営業に配属された新入社員時代、いつも傍らには本があった。いずれ小説を書くとは夢にも思わず、役者になりたかった青年を大作家にしたのは“読書”だった。小説界の巨人が惜しげもなく開陳した自伝的読書遍歴。『漂流 本から本へ』を改題。
第一章 幼少年期 1934年?
第二章 演劇青年時代 1950年?
第三章 デビュー前夜 1957年?
第四章 作家になる 1965年?
第五章 新たなる飛躍 1977年?
筒井 康隆[ツツイ ヤスタカ]
著・文・その他
内容説明
戦時中にひとり疎開した幼少期、演劇部で活躍した中高時代、不本意な営業に配属された新入社員時代、いつも傍らには本があった。いずれ小説を書くとは夢にも思わず、役者になりたかった青年を大作家にしたのは“読書”だった。小説界の巨人が惜しげもなく開陳した自伝的読書遍歴。
目次
第1章 幼少年期 一九三四年~(田河水泡『のらくろ』;江戸川亂歩『少年探偵團』 ほか)
第2章 演劇青年時代 一九五〇年~(アルツィバーシェフ『サアニン』;ショーペンハウエル『随想録』 ほか)
第3章 デビュー前夜 一九五七年~(フィニィ『盗まれた街』;三島由紀夫『禁色』 ほか)
第4章 作家になる 一九六五年~(生島治郎『黄土の奔流』;リースマン『孤独な群衆』 ほか)
第5章 新たなる飛躍 一九七七年~(コルタサル『遊戯の終り』;大江健三郎『同時代ゲーム』 ほか)
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年大阪市生まれ。同志社大学文学部卒業。展示装飾を専門とする会社を経て、デザインスタジオを設立する一方、’60年SF同人誌「NULL(ヌル)」を発刊し、江戸川乱歩に認められて創作活動に入る。’81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、’87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、’89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、’92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、2010年菊池寛賞、’17年『モナドの領域』で毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
佐島楓
ジョゼ★ネコを愛する絵描き(趣味)
まこみや
buchipanda3
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- 和書
- これからキミと。