星海社新書
製作委員会は悪なのか?アニメビジネス完全ガイド

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065120026
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0236

出版社内容情報

本当にブラックなのか? アニメビジネスの仕組みからアニメ業界の実態まで、日本アニメの現在をデータで読み解く「基礎」の一冊。日本アニメの実態を事実から解き明かす、入門にして必読の教科書!
2016年に2兆円を突破したアニメ産業。右肩上がりが続きアニメが世に浸透する一方で、「製作委員会がアニメスタジオを搾取している」「アニメーターは不当な低賃金で働かされている」といったブラックな噂も囁かれている。「アニメ業界ブラック説」は真実なのか? 本書はアニメビジネスにおけるお金の流れ、諸悪の根源と叫ばれる「製作委員会」の成立背景、アニメーターの労働環境を実際のデータから丹念に読み解くことで、アニメ産業・アニメ業界の実像に迫ります。さらにアニメの作られ方、アニメに携わる仕事とその就職ルートをご紹介する、日本アニメの現在をトータルに見通すための一冊です。
*本書の構成
Q1 アニメビジネスは成長しているのか? 
Q2  「アニメ」は成長し続けるのか? 
Q3 アニメはどのように作られるのか? 
Q4 製作委員会は悪なのか? 
Q5 アニメーターは低賃金なのか? 
Q6 アニメに携わる仕事とは?

増田 弘道[マスダ ヒロミチ]
著・文・その他

内容説明

2016年に2兆円を突破したアニメ産業。右肩上がりが続きアニメが世に浸透する一方で、「製作委員会がアニメスタジオを搾取している」「アニメーターは不当な低賃金で働かされている」といったブラックな噂も囁かれている。「アニメ業界ブラック説」は真実なのか?本書はアニメビジネスにおけるお金の流れ、諸悪の根源と呼ばれる「製作委員会」の成立背景、アニメーターの労働環境を実際のデータから丹念に読み解くことで、アニメ産業・アニメ業界の実像に迫ります。さらにアニメの作られ方、アニメに携わる仕事とその就職ルートをご紹介する、日本アニメの現在をトータルに見通すための一冊です。

目次

Q1 アニメビジネスは成長しているのか?
Q2 「アニメ」は成長し続けるのか?
Q3 アニメはどのように作られるのか?
Q4 製作委員会は悪なのか?
Q5 アニメーターは低賃金なのか?
Q6 アニメに携わる仕事とは?

著者等紹介

増田弘道[マスダヒロミチ]
株式会社ビデオマーケット所属。1979年キティ・レコードへ入社し、レコード販売促進、ビデオ企画、キャラクターライセンス、アニメ製作担当などを歴任。トド・プレス(現『ソトコト』)、ブロンズ新社などを経て、株式会社マッドハウス代表取締役(2005年退社)、その後配信事業の株式会社ビデオマーケットに参加、同時に日本動画協会人材育成委員会委員長や『アニメ産業レポート』の編集長を務める。ビデオマーケット常勤監査役として勤務する傍ら、専修大学、法政大学などで教鞭を執り、アニメビジネスの構造を講義している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

22
「制作」と「製作」の差異がわかったのが本書最大の収穫だ。制作・クリエイトとは実際にコンテンツを作ること。製作・プロデュースとは作品をつくらせ、その作品に対して責任をとること。ここ20年ですっかりお馴染みになった「製作委員会」とは、作品を制作会社につくらせた上で何らかの流通媒体で配信する。そして利益が出れば製作委員会構成会社で分配し、足が出れば構成会社が自腹を切る。…という構造になっているようだ。そのため制作会社は興行がこけても身銭を切ることはない。その代わり興行が大当たりしても分配のご利益には預かれない。2018/09/10

富士さん

3
完全ガイドというのは全く知らない人へのガイドという意味で、製作委員会がテーマでもありませんでした。著者は製作・制作に直接かかわり、そこでの経験こそが最高の売り物のはずなのに、オープンソースでなんとかなる本ばかり書かれているのには何か意味があるのでしょうか。秘密にしないといけないことがあるにしても、自分で仮の予算表を作って議論しているプロデューサーの方もいる中で、著者の経験はもう時効の事も多いでしょう。それなのに、あまり関心がなさそうな制作関係の事にまでさも精通しているように講釈するのには疑問があります。2020/10/04

ニョンブーチョッパー

3
★★★★☆ アニメビジネスの裏側のことが丁寧に書かれていて参考になる。日本では作り手より売り手が多くの利益を上げていることとか。表の字が小さすぎて読もうという気が起きず、本文の理解の助けにはならなかった。技術の進歩によってアニメ制作の作業量が減って労働環境の改善がどんどん進むことを期待したい。2019/02/18

as

2
リスクを負わずにリターンだけ要求するのは虫のいい話です。2018/09/05

バードさん

2
アニメのビジネスの概観を知れる。 近年みられるアニメ業界のブラックさへの批判(?)が事実とは異なると指摘されており、考えを改めてなければと感じた。 2018/07/06

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