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出版社内容情報
20世紀中期以降に発展した、問題解決のアルゴリズムを設計する離散数学を解説。とくに、「ものを分ける」問題の理論を理解します。20世紀中期以降、とくに発展した科学分野の1つが離散数学です。離散数学はとびとびの対象物を扱い、アルゴリズムと呼ばれる問題解決の手順を作り出します。本書では、離散数学の中でも「ものを分ける問題」を取り上げます。本書の主人公のカウント博士とワトソン助手の科学的対話を通じて、ものを分ける方法を探していきます。
「1本のようかんを誰もが自分のものがいちばんよいと感じるように分ける方法」や「2人で6種類のくだものを納得できるように分ける方法」「部屋が3つある家を3人でシェアするとき、全員が満足する家賃の分割方法」「3人が納得して嫌いなものを分ける方法」など、具体的な問題解決のアルゴリズムを考えていきます。さあ、離散数学の知的探求の物語を愉しみましょう!
ようかん問題
トリミング調整法
くだもの問題
最大化問題
三角形の建物定理
家賃問題
赤道の気温定理
結婚式のケーキカット
料理問題
人数増加法
絶対的優位法
存在定理
徳田 雄洋[トクダ タケヒロ]
著・文・その他