月刊少年マガジンKC<br> C.M.B.森羅博物館の事件目録 〈34〉

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月刊少年マガジンKC
C.M.B.森羅博物館の事件目録 〈34〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784063925654
  • Cコード C9979

出版社内容情報

かつて恋したエクアドルの魔女の元へ、元「勝ち組」の男は旅立った――博物館長探偵・森羅、歴史と謎の結び目を追って南米へ!「日本は戦争に勝った」と信じる「勝ち組」の青年と、エクアドルの妖しき“魔女”。70年前のアマゾンで花開いた恋が、男を再び南米へと呼んだ。魔女が彼に残した「宝」とは何なのか? 遥か南米の地で歴史と謎が絡み合う壮大なる前後編「マリアナの幻想」ほか2編収録!!

1920年代、墜落したはずの飛行機が消滅・・・・幻の機体はいずこ?「消滅飛行」
脱サラしてタダで家を借りたカップル、謎のお面の人物に邪魔をされ!?「古屋」

85歳の老人が「エクアドルに魔女に会いに行く」という置き手紙と不思議な彫刻を残して姿を消した。どうやら老人は、かつて日系移民として南米に渡った時に出会った女性を訪ねて、「魔女の宝」を探しに行ったらしいのだが‥‥? 遥か南米の地で歴史と謎が絡み合う壮大なる前後編「マリアナの幻想」ほか2編収録!!

加藤 元浩[カトウ モトヒロ]
1997年から「マガジンGREAT」にて『Q.E.D.―証明終了―』を、並行して2005年から「月刊少年マガジン」にて『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』を連載。2015年「マガジンR」にて『Q.E.D. iff ―証明終了―』連載開始。その他代表作に『ロケットマン』など。2016年に初のミステリ小説『捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書』を発表。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

十六夜(いざよい)

12
「消滅飛行」墜落したはずの飛行機が消えた。機体はどこへ持ち去られたのか?たとえ消された道であっても暗闇に飛び込む森羅の度胸。感心するわ。「マリアナの幻想」70年待ち続けた恋人をついにお墓の中まで引っ張り込んだマリアナ。純愛のはずなのに背筋のぞわぞわする話だった。「古屋」改装だけさせといて追い出すなんて、そんな事思いつきもしなかった。世の中には色んな事を考える人がいるもんだ。2017/03/21

武巳

7
古屋とマリアナは別ベクトルで怖い話!全然違うのにどっちも怖いってのは不思議なものだ!2017/04/21

HK

6
日本の航空産業黎明期に起こった墜落飛行機体の消失という魅力的な謎と、大掛かりかつマンガでないとやりにくいトリックも好印象な「消滅飛行」。南米における日系移民たちの間で、戦後に情報不足により日本が戦争に勝ったと考える「勝ち組」と負けたと考える「負け組」の激しい対立が生まれたいう哀しくも興味深い史実を背景に、ひとりの〈魔女〉の美しもおそろしい愛を描く「マリアナな幻想」。切れ味バツグンの構図の反転と皮肉な真相が冴える短編ミステリの傑作「古家」。2017/04/21

シュエパイ

5
マリアナの、魔女の幻想に、誰も彼もが囚われてしまった行く末が、なにか途方もなく大きくておそろしいものをみたような気持ちになって、シーンとします……。あの村も、待ち続けた時間も、死すらも飛び越えて、逃げることなんで出来なかったんだろうなぁ。偉大な魔女が、歴史の中にひっそりと愛だけを抱いて沈んでいったことに、すこしかなしみを覚えつつ。2017/06/20

山崎にう

5
マリアナの幻想、日系移民の戦後の悲劇が題材。歴史は興味深いけど、事件は悲しいなあ。古屋は日常の謎のお話。理屈が分かるとなるほど!だけど、途中まったくわからなかった。これは好きなお話。2017/03/13

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