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出版社内容情報
かわぐちかいじ流“源平“ストーリー! “北の独立国家”奥州にたどり着いた牛若を待ち受けるものは何か?
かわぐちかいじが放つ、新感覚平家物語!徳子入内の夜、牛若暗殺を請け負ったはずの弁慶は、絶対絶命の牛若を救い出し、ついには牛若の家来となる。その後、牛若は内裏に忍び込み徳子との対面を果たすが、二人の運命は最早相容れぬことを突きつけられ、二人は訣別した。お尋ね者となった牛若は、政商・金売り吉次の隊商にまぎれ、藤原秀衡の統べる奥州へと旅立つ。途上、頼朝の存在を知った牛若は、伊豆へと飛び出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
9
源氏という武門の古にあって、異形である牛若は、兄・頼朝と出会う。その頼朝もまた、自身を異形と認識していた。二人の異形の邂逅は、当然、歴史を動かしていく。「災いばかりだな… 私がわが道を往こうとすると 多くの人の運命を変えてしまう」。ほとばしる熱情を放つ牛若は、ついに元服を決意し、九郎義経と名を変える。歴史の真っ只中に立つ、それは決意だ。2014/11/18
笠
3
3.5 平泉の地に入った義経。奥州藤原氏の当主、藤原秀衡をそのカリスマで魅了し、後ろ盾とする。読んでる時は雰囲気で流されるんだけど、冷静に考えると義経の何にそんなに魅了されているのか…まぁ言語化しづらい何かがあるんだろうな。単に源氏の血以上にただものでない感じは確かに感じるかも。頼朝に言わせれば異形の武、か。源平合戦って結局、清盛が病死して平家が瓦解するから、なんだかなぁって感じなんだよな。そもそもこのあと、頼朝と清盛が再会することってあるんだっけ?会わずに死ぬんじゃなかったっけな。2023/06/06
ぽっぽママ
3
頼朝との対面。奥州行き。佐藤兄弟と出会い武者になる道を進む。一方徳子は牛若への思いを捨て平家の女として生きる決意をする。奥州で馬と心を通わせ一体化していく様がヒヨドリ越えに繋がるのかと。2015/01/30
Hiroki Nishizumi
2
平泉に行ったことがないので、行きたくなった2019/10/11
getsuki
2
頼朝との邂逅、そして奥州へ……牛若から義経へと変わる巻。政子の牛若評が先々を暗示するように思える。2014/06/27