- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 アフタヌーンKC
出版社内容情報
ついに日露戦争開戦! 安彦良和が一番描きたかった近代史の集大成となる、超大作歴史ロマンです!
時は明治三十六年、満洲と朝鮮の国境付近に、日本から「好太王碑」調査委に来た一団がいた。嬉田貞一教授率いるこの調査隊に参加していた安積亮は、ロシア兵に捕らわれたが脱出に成功。だが現地で出会い心を通わせたハナという女性がさらわれてしまい、傷心の日々を送る。日本へ戻った安積は、実家近くの諏訪大社の巫女・翠と祝言をあげ、一高での学生生活に平穏が訪れていた。だが世の中は日露戦争に突入して動き始める――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
日露開戦の年を舞台に、神功皇后の時代が絡まっていく『天の血脈』。近代に古代を重ね、そこから現代日本を照射するのが安彦良和の狙いなのだが、アジアという地域を描くことも、大きな目的のはずだ。神功皇后の外征と、日清・日露両戦争をへての日韓併合、それらがやがて、現代の日韓に横たわる問題を炙り出していくのだろう。2014/08/03
友和
12
いきなり結婚!2015/03/13
Susumu Miki(Dik-dik)
7
本編に関係ありませんが、あとがきにある五色塚古墳は超立派です。ですがあれが古墳のスタンダードと思って育った私は、それが大きな勘違いだということを後になって知りました(あんなレベルで復元されている綺麗な巨大古墳はめったにありません)。見学は無料ですので神戸・明石近辺にお立ち寄りの際はぜひご覧になっていってください。2015/01/29
unpyou
6
いや~久々に面白かった。ストーリーの序盤で登場する内田良平の再登場をはじめ、大杉栄、内村鑑三、野上弥生子らが登場。主人公がうっかり乗ってしまった軍用列車で、トイレに入って伏見宮と出くわしてしまうくだりには爆笑させられた。2013/11/22
ユーコ
6
大杉栄キタ!2013/11/22