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出版社内容情報
『メテオ・メトセラ』の尾崎かおり、最新作!小学校最後の夏。少年少女のひそやかな冒険が始まる。
『メテオ・メトセラ』(新書館)の尾崎かおり、渇望の最新作!!七尾なつるは東京から転校してきた小学6年生。クラスの女子に無視され、サッカーチームの新任コーチともソリが合わない。そんな時、大人びたクラスメイト・鈴村理生の、誰にも言えない秘密を知ることに…。夕立、お祭り、「とうふ」という名の白い猫。小学校最後の夏。少年少女のひそやかな冒険が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
270
いろんな悩みを持つ青少年がもがきながらも状況を変えていく物語。父親が嫌なキャラだったなぁ。2017/05/30
G
53
1日が長かったあの頃。夏に生まれる初恋。共有しなければならない嘘。どれもありきたりなプロットだ。ただなぜだろう? 読み進めていくうちに「頼む、頼むから幸福な結末であってくれ!」と心から願っていた。最後のシーンには、本当に良い意味で裏切られた。切ない思いが胸を強く突き刺した。誰でも色々な意味で家族に問題を抱えている。それでも踏みとどまればならない。残酷な現実と対峙しなければならない。だから神様は嘘をつくのだ。せいいっぱいの嘘を。2015/10/21
ソラ
43
これは夏だからこそというか舞台が映えるな。なつるの「悪いことだってわかってても、それしかできないときってどうしたらいいの!?」という言葉が印象的だった。2013/10/06
いわし
39
11歳の夏。浴衣。花火。家出。少年は、少女の秘密を知る。1巻完結でボーイ・ミーツ・ガール要素がぎゅっと詰まった、切なくてやるせなくて、だけど希望を感じられる物語。母親のおっぱい揉むくらい子供なのに女の子の前ではちゃんと男を見せるなつると、「彼がよろこぶレシピ本」をこっそり読んじゃう乙女な理生にとっての特別な夏。大人にこそ刺さる、僕自身戒めとして時々読み返したい漫画。身勝手なふるまいや不用意な言葉で子供の心を折ってしまうことがないように。親のいない子供や足の不自由な猫を可哀想だと決めつけてしまわぬようにと。2020/11/06
ゐわむら2なつき
37
本誌でも読んだが、コミックス化されたので購入。やはり一気読みだと感情移入が凄まじい。複雑な家庭事情を持つ少年少女が抱える秘密はあまりにも残酷で悲壮に溢れている。しかし擬似的な“家族”を構成することにより、その呪縛からの脱却を図る。小学6年生、そろそろ子どもから大人へと変わり始める最中で、妙な全能感を覚え始める頃の精一杯の試みはなんと切ないものであろうか。秒速5センチメートルに似た、もの悲しさを感じる。忘れられない夏の思い出、儚くも素敵である。もうちょっと読み続けたかった。2013/10/01
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