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出版社内容情報
関孝和との勝負を決意した渋川春海。だが、老中から日本各地での「北極出地」の命が下る。時間のない中、設問を完成させられるのか?
異才、冲方丁(うぶかたとう)初の時代小説にして、数々の賞を受賞したベス トセラーを実力派絵師・槇えびしが爽快に描く新感覚時代漫画! 関孝和との 真剣勝負を熱望する渋川春海は、老中・酒井に全国各地の北極星を観測する 「北極出地」を命じられる。出立まで二ヵ月もない中、なんとか関への設問を 完成させた春海は礒村塾にそれを貼り出すが、意外な結末が待っていた……! 春海の人生が大きく動き出す第二巻!!
【著者紹介】
『マルドゥック・スクランブル』『シュヴァリエ』『蒼穹のファフナー』『ヒロイックエイジ』『カルドセプト』…全メディアの枠を軽々と越え、創作の場を拡大
する「文芸革命児」!!! この『オイレンシュピーゲル』もまた、冲方だから実現できた「同時多発ストーリー」という企みが生んだ、最高の果実である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
82
勝負、挑戦、そんな言葉がやたら記憶に残る。学問も春海にとっては勝負ごとのようなものなのかもしれない。それだけ真剣、真摯な向き合い方をしているということだ。なので彼の失敗は読んでいるこちらも心が痛んだ。けれどそれは確実に彼を成長させるはず。でも実際の春海は、そんなことをモノともせず、好きなことに夢中あるのみだったんじゃないかなと、ふと思った。巻末の4コマ漫画が案外わかりやすくて面白い。また、カバー下も必見。2013/07/26
momogaga
36
レンタル。本職は碁打ちでしたが、暦術、算術、陰陽道、神道、儒学などを極めた人。主人公の多才な姿に魅了されています。2019/09/28
秤
32
槇えびしさんの演出がとても良い。春海くんのワクワク感、緊迫感、絶望感、喪失感、読者である我々に、しかと伝わりました。コミカライズってのはこうあるべきだと思います。原作の雰囲気を保ったまま更にそれを向上させ自分の漫画にしていく。特に好きなシーンは、酒井様からのご下命、それに、春海の設問に病があることが発覚したところ。そして、冲方丁さんのあとがきの言葉も好きでした。「挫折してもいい、成功しなくてもいい、自分にとって至福と思える行いを選び、勝負することで幸福になる。単純明快なその生き方は、今も僕の目標です」2015/01/02
玉響
30
電子書籍無料版にて読了。何に対してもどこか無気力で心ここにあらずだった春海が、初めて自分でやりたい事を見つけられました。けれど自分が出した設問が間違っていると気付いた時、大きな挫折を味わう事になります。それでも全てが無駄だったとは到底思えません。次に繋がる何かを見つけた時、人は本当に真っ直ぐ突き進む事ができると思うのです。何かに夢中になれる事は素晴らしい。期限は一年、北極出地を行うため出立する春海が今度こそ関とお会いして再度設問を挑む事を楽しみにしています。2015/11/05
佳蘋(よし)
18
面白かった。囲碁も算術もさっぱり分からないのに、不思議と楽しいです。春海さんかわいい!2012/10/19
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- 錦繍 新潮文庫 (改版)