講談社ラノベ文庫 魔王と勇者が不適切な関係。

日富美 信吾【著】

講談社（2015/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 282p／高さ 15cm
• 商品コード 9784063814651
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

【挑む】はずが【逃げる】ことに！？本人たちは、至って真面目なんです！

「俺は魔王ハダルの息子、リファイ・ケウルス！　勇者を倒すためにやってきた！　勇者について、知っていたら教えて欲しい!!」
中二病としか思えない発言によりついた呼び名は――『魔王子様』。しかし何を隠そう、本物の魔族なのである。勇者に倒された父親の仇討ちを果たすため、異世界である地球に乗り込んで来たのだ！
しかしリファイと来たら、地球征服をしようとするわけでもなく。途中で出会った美少女・井寄琉羽のことばかり気になるし、お伴の美少女・ミルファには噛みつかれるし、思っていることをつい口にしてしまう悪癖のせいで状況は悪くなるばかり。そんなことで伝説の悪鬼羅刹と謳われる、憎き勇者を探し出し、倒せるのか!?

内容説明

中二病としか思えない発言によりついた呼び名は―『魔王子様』。しかし何を隠そう、本物の魔族なのである。勇者に倒された父親の仇討ちを果たすため、異世界である地球に乗り込んで来たのだ！しかしリファイと来たら、地球征服をしようとするわけでもなく。途中で出会った美少女・井奇琉羽のことばかり気になるし、お伴の美少女・ミルファには齧りつかれるし、思っていることをつい口にしてしまう悪癖のせいで状況は悪くなるばかり。そんなことで伝説の悪鬼羅刹と謳われる、憎き勇者を探し出し、倒せるのか！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[サキイカスルメ]

うーむむむ。父親である魔王が倒され、勇者を倒しにやってきたりファイと勇者三姉妹一番の実力者琉羽のお話。私はミルファが好きですね。お話自体は、かなりあっさり風味といいますか振りきれていないように感じました。バカップルでも青春でもコメディでも突き抜けた要素があれば楽しめたんじゃないかな、なんて。あまり合わなかったようです……。

2015/06/08

[nawade]

★★★☆☆　魔王であった父の敵の勇者を討つ為に来日したリファイと親切な勇者の不適切なボーイ・ミーツ・ガール。敵対している勇者と魔王の息子で、尚且つ、付き合っていないのに漂ってくるイチャイチャ感。リファイの思っことが直ぐ口に出る癖が微笑ましく、小悪魔なのかおバカなのかよくわからないミルファが可愛かった。当初はもっとサービスシーンが多かったところを見直して今の作風になったようだが、和み加減が実に良い！この小説における魔王と勇者の関係は不適切なのかもかもしれませんがサービスは適切なレベルになったようだ。

2015/06/03

[1_k]

経験値って素晴らしいですね。本作自体は、毒にも薬にもならない凡作です。ただ、デビュー作のシリーズよりは格段に上達して、やっとマイナスがゼロにこぎ着けた感じ。文庫本を５冊も出せばどんな人でもソコソコのものが書けるようになるといういい実例。今後も、順当に延びてくれると読者としては嬉しい。第一作を貶したのは、別に作者さんが憎くて書いたんじゃなくて、純粋に品質が伴わなかったからであり、ここまでの向上が見られるのならば今後共に買い支えて応援するのは吝かではない。

2015/07/04

[しぇん]

薄っすら解っていたんですが、やっぱりやや微妙。昨今珍しく無い人の良い魔王子と勇者のラブコメ。好きな設定なんですが、うまく乗れませんでした。冗長に感じる部分が多くページ数が半分くらいなら楽しめたかもとも思ったり。比べちゃいけませんが、働く魔王様はコメディ部分しっかりしてて楽しめたなぁと……。純真系なヒロインすきな人なら良いかも？

2015/06/01

[ギンレイ]

【覚悟しておいてくれ】 魔王と勇者の非日常ラブコメ。 それなりに面白かった。 設定的には既製品を使っているのでキャラクターの振る舞いやセリフ回しがポイントになりますね。 魔王が日本へやってきて新たな城としたのが『ホテル・ラブイリュージョン』ってその城かいｗ この発想には一本取られましたｗ 　　 評価は ★★★★★★★★☆☆ ８個星です！！

2015/10/27