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出版社内容情報
私は弟(ニト)を恨んでいるの? 愛してるの? いびつなほどに執着しあう姉弟と、その裏に隠された人工心臓の秘密とは!?
世間から隠れ、姉弟二人きりで革新的な人工心臓の研究を行うオルガとニト。そこに、子どもの人工心臓完成のため、オルガの協力を求める医師・シマが現れた。
かつて救えなかった14歳の少女への思いから、新しい一歩を踏み出そうとするオルガと、そんな姉の変化に不安を覚えるニト。心臓をめぐる思惑は、二人の関係に微妙な歪みをもたらして――!?
愛の数だけ、犯した罪は増えてゆく。禁断の告白が待つ第2巻!!
世間から隠れ、姉弟二人きりで革新的な人工心臓の研究を行うオルガとニト。そこに、子どもの人工心臓完成のため、オルガの協力を求める医師・シマが現れた。かつて救えなかった14歳の少女への思いから、新しい一歩を踏み出そうとするオルガと、そんな姉の変化に不安を覚えるニト。心臓をめぐる思惑は、二人の関係に微妙な歪みをもたらして――!? 愛の数だけ、犯した罪は増えてゆく。禁断の告白が待つ第2巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絹恵
21
憎いほどに愛しているという感情が、彼らを姉弟たらしめているのだと思います。彼らは互いが縛り合うことで居場所が出来て、代えのきかないたったひとりの存在になっていきました。その関係になることは必要で、それは心を重くして疑念と執着を生んでしまったけれど、心臓の在処に涙で出来た心があると信じています。2015/03/19
chi.
12
セグロフという生き物の細胞から作られた人工心臓。涙の回路。イレール=カテルはオルガの父親だった。望まれて生まれたニトと、望まれないで生まれたオルガの、二人の関係が拗れていく。シマは本当にお母さんみたい。教授が求める心臓は、オルガの中にある?2016/08/01
幸音
11
お互いに執着し合っている姉弟。人工心臓の研究をしている姉オルガは弟と2人だけの世界から一歩外へ。シマがオルガにきゅんとときめいているシーンが可愛らしくて好き。互いが互いに執着し合う原因となった過去のエピソード読むと、姉弟だけど決定的な違いがそこにあったことが判明。歪んだ愛情を持つ姉弟おいしい。1巻では天然なオルガの表情しか見なかったけど、今回はあんなにも感情を露にした表情を見るとは思わなかった。でも笑顔が素晴らしかっただけに直後の急展開に驚いた。ニトに隠された秘密が大きく関係してる。最終巻は秋か。2015/03/08
U
10
母性の話のシーンが笑えるようで即の返しでそういうことを言ってくれるシマの心に救われる。反面この父親ダメすぎる……やらかしてるのはともかくなんでそう一番まずい選択をするのか……。こんな環境でそれでもなお愛を求めてしまうオルガの一種健やかすぎる心が切ない。カナンもなあ……関係性はともかく無神経すぎるような……。2017/05/10
陸抗
5
ニトとオルガの過去を読んで、ニトがオルガに執着する気持ちも理解できた。自分の母が亡くなり、穏やかだった生活から一転、虐待に耐える日々の中で、唯一の救いがオルガなら…。傷ついたまま、大きくなったからこその言動か。マナとシマは、姉弟の救いになってくれそう。2016/03/21
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