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出版社内容情報
水木 しげる[ミズキ シゲル]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
26
『怪』に連載された晩年の三作を収録。『ゲゲゲの不思議草子』は『御伽草紙』を、『水木しげるの日本霊異記』は『日本霊異記』をそれぞれコミカライズ。晩年の水木は、古典のコミカライズに積極的に取り組んだ。水木自身がガイドを務めたり、ねずみ男を狂言回しにしたりと、古典の持つ敷居の高さをできるだけ低くする工夫が見られる。もう一作『怪画談』は、小泉八雲の作品を絵物語化したものだが、この作品を連載中に水木は他界する。そこに、急逝する気配はまるでない。いつもの水木漫画だ。散歩に行くような感じで、水木しげるは旅立ったのだ。2018/03/07
剛腕伝説
13
日本古来より伝わる怪奇譚、【ゲゲゲの不思議草子】 小泉八雲の怪談にイラストをつけた【怪画談】 水木しげるは【怪画談】の執筆途中に旅だった。 附録の茂鐵新報の表紙におどけ顔で酒を呑む水木しげるが。まさに妖怪の国から人間の世界に紛れ込んだ老妖怪の様にお茶目なお顔。 安らかに、合掌。2021/05/22
軍縮地球市民shinshin
7
水木の遺作となった「怪画談」も収録。遺作は絵物語だが、これはこの時既に漫画を描くのがしんどくなっていたからだろうか。「ゲゲゲの不思議草紙」は「お伽草子」の漫画化で、残る一篇は「日本霊異記」の漫画化。晩年の水木は日本古典文学の漫画化に取り組んでいた。やはりねずみ男が随所に登場している。目玉の親父も少し出ている。ねずみ男は鬼太郎作品だけでなく、水木作品全体に登場するキャラクターだ。2018/03/14
あいちょ。
1
図書館。 平安前期に書かれた日本最初の仏教説話集『日本霊異記』から7話を漫画に。2018/07/05