水木しげる漫画大全集 〈057〉 河童の三平 下

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水木しげる漫画大全集 〈057〉 河童の三平 下

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  • サイズ コミック判/ページ数 516p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775907
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現! 水木しげる漫画大全集 第3期 35巻 責任監修:京極夏彦<「水木しげる漫画大全集」FINAL SEASON!>
「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」といった代表作はもちろん、幻の貸本や新聞掲載の1コマ漫画まで、あらゆる水木漫画をコンプリート。未収録原稿や、カラーイラストなども余すことなく収録した唯一無二の完全版をお届けします。京極夏彦責任監修『水木しげる漫画大全集』第3期全35巻刊行開始!!

涙なくしては読めない、「河童の三平」完結編。「ストトントノス大王七つの秘宝の巻」後編から、「河童の三平短編シリーズ」、「猫の町」まで、壮大な三平の物語は感動の結末を迎える。さらに児童向け絵物語の「水泳大会の巻」「魔法だぬきの巻」も収録された、小さなお子さまにもオススメの一冊。★解説「童話や昔話のように、いつまでも」金子貴俊(俳優・タレント)

『水木しげる漫画大全集』057(1969?1982)、第3期、第2回配本。
★収録作品
<『週刊少年サンデー』版河童の三平>
「河童の三平・ストトントノス大王七つの秘宝の巻 第十三回?第二十回」「河童の三平・短編シリーズ 屁道」「河童の三平・短編シリーズ 木神さま」「河童の三平・短編シリーズ 幽霊の手」「河童の三平・猫の町」
<水木しげるのおばけ学校版 カッパの三平>
「水泳大会の巻」「魔法だぬきの巻」
★資料編
★解説「童話や昔話のように、いつまでも」金子貴俊(俳優・タレント)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」3?5号(通巻73号)
・ある日の一言「三平は面白がって描いたネ」
・梅田英俊さんに訊く 新宿時代の水木サン その二
(ほか)

水木 しげる[ミズキ シゲル]
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。
2015年11月30日、逝去。享年93。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

19
数ある水木漫画の中でも『河童の三平』の人気が高いのは、おもしろいのは当然のことながら、読んでいて覚える好感があるからだ。それは、水木しげるが楽しんでこの作品を描いているのが素直に伝わってくることから来る好感だ。「少年サンデー」版の『河童の三平』は、テレビドラマ版とのメディアミックスにより始まった連載だが、ドラマ版のストーリーをまるで無視した内容が、水木がノッて描いていることを証明しているし、何よりもメディアミックスなんのそのという感覚がいかにも水木しげるらしくっていい。2017/02/04

∃.狂茶党

10
多分日本初で、ラブクラフトの漫画化をなしていらっしゃるので、いくつかの作品は、ラヴクラフトの影響があるのかも。 冒険活劇の後、短めの短編が続き、最終エピソードが、結構長めに描かれる。 猛烈な死の匂い。これまでのドタバタ劇から、非常に静かに、死の情景が綴られ、比較的貸本版に近く、結ばれる。 絵物語版併録。 こちらは唯一と思しきハッピーエンドバージョン。 作画のきめが細く、あまり締め切りにおいまくられていなかったのではないか。 死という理不尽な現象と付き合う物語で、これらは儀礼の過程なのかもしれない。2022/12/26

Fumitaka

2
ひょっとしてクラゲ妖怪とか「見たぞの木」(p. 43)とかは『ベルセルク』の海神様とか髭骸骨とかの元ネタだろうか。いま気がついたが少なくとも雑誌版『河童の三平』においてはスクリーントーンがあまり用いられていない。「魔城」(pp. 62-3)とかもそうだが、ジェームズ・オバーが言っていた「白と黒で描かれた漫画の絵」の力というものを思い知らせる。「河童どもをやっつけないと妖怪国の人民どもが革命をおこすぞ」(p. 85)妖怪もそういうのが心配なのか。『幽霊の手』は人ならざる嫁が真の良妻で短編『影女』っぽい。2024/09/21

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