- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 水木しげる漫画大全集
出版社内容情報
ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現! 水木しげる漫画大全集 第2期 35巻 責任監修:京極夏彦
雑誌デビュー作にして講談社児童まんが賞を受賞した表題作「テレビくん」を収録。その他、マガジンやサンデーなど少年雑誌掲載の、超貴重な短編や画報を完全網羅。単行本初収録となる絵物語「空飛ぶろくろ首」(文・梶原一騎)や「全ブス連の楽しいお正月」など、シニカルでありながら優しく懐かしい、少年向け漫画19作品。★解説「大人物」つげ義春(漫画家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
58
私はこの水木しげる漫画大全集を図書館で借りて読んでいるのだが、今のところ出ているものの中から1冊自腹で買うとしたらこれである。水木しげるの魅力がギュッと詰まっている。賞を獲った表題作は大好きだ。ハッピーエンドの幸せが小さいのが良い。妖怪もの奇談ものは勿論、貸本時代のアイディアをリライトしたものや風刺短編(『全ブス連のたのしいお正月』なんてひどい)、梶原一騎が文章を書いた絵物語や少年マガジンの大伴昌司企画の図解、早川書房や東京創元社のSF小説を絵にしたもの、池上遼一の半生漫画。解説はつげ義春。堪能大満足。2016/02/08
ぐうぐう
14
表題作をはじめとする様々な時代の短編を収録した全集『テレビくん』。とにかく、いろんなジャンルがあり、そのバリエーションの多さに驚かされる。いかにも水木的な「河童」から、シュールな世界観の「やまたのおろち」、軽やかなギャグ系「忍者は一度勝負する」、なんと池上遼一を主人公とした「漫画狂の詩」なんてものまである。また、企画記事の図解の楽しいこと! 妖怪を紹介したものは当然なのだが、中には宇宙生物を紹介したSFチックな図解もあり、そこでもまた、水木のイマジネーションの豊かさを存分に感じられる。2015/02/15
軍縮地球市民shinshin
7
水木しげるが最も忙しかった1960年代後半~1970年代に、少年誌に掲載した短編を集めた作品集。出世作の「テレビくん」のとぼけた表情もいい味を出しているし、「妖怪水車」の異世界へと迷い込んで戻ってきた少年の話も面白い。この時期の水木は自身の貸本漫画作品のリライトを多く手がけているが、ところどころが少年誌向けに改稿されているのを発見するのも楽しい。2015/02/09
大臣ぐサン
5
水木しげる大先生の商業誌デビュー作にして出世作のテレビくん。まさに歴史的な作品だ。雑誌掲載時の扉絵が、長年そのままの形で保管されており、この度初めて単行本として収録されたという全集の中でも意味深い一冊。その他にも60年代後半を中心とした短篇が多数収録されている。画:水木しげる、文:梶原一騎 という夢のタッグが楽しめる『空飛ぶろくろ首』や、大先生には珍しいSF画集『水木しげるSF妖画大集』、異作『漫画狂の詩-池上遼一伝-』など一風変わった作品も楽しめる。あとがきはまさかのつげ義春でなんとも感慨深い。2015/04/16
本よみお
2
図書館にて。『テレビくん』ほのぼのしてていい漫画。絵柄も先生の初期だからか簡素でかわいい。今、読んでも全然面白い。 解説はつげ先生で読めてよかった。2024/04/23
-
- 和書
- ドリトル先生の世界