水木しげる漫画大全集 〈004〉 恐怖の遊星魔人他

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水木しげる漫画大全集 〈004〉 恐怖の遊星魔人他

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  • サイズ コミック判/ページ数 440p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775341
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現! 水木しげる漫画大全集 第2期 35巻 責任監修:京極夏彦

<「水木しげる漫画大全集」とは?>
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成! 『水木しげる漫画大全集』第2期は超ボリュームの全35巻。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。

幻の貸本が、ついに登場! 表題作「恐怖の遊星魔人」は、著者でさえ出版されたのかどうかが長年分からなかったという伝説の一編。さらにカラーページが初めて再現された「永仁の壺」「サイボーグ」や、「地獄の水」「髪」を加え、今では入手困難な5作品を収録! ただの復刻ではない、超絶美麗なハイクオリティデジタルリマスターによってプレミアムな希少本が完全復活!!

『水木しげる漫画大全集』004(1958-1960)、第2期、第4回配本。
★収録作品
「地獄の水」「恐怖の遊星魔人」「ドギメンタリー怪談 永仁の壺」「ドキュメンタリー怪談 サイボーグ」「髪」
★資料編
★解説「抑圧された異類への眼差し」呉智英(評論家)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」2-8号(通巻41号)
・今日の一言「八十九歳と○ヵ月というのがいいネ」
・水木しげる“紙芝居と貸本”の思い出
(ほか)

【著者紹介】
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺

40
水木しげるファンなので、教養を身につける程度の関心で読む。つまらなくはないが、さほどに面白いものではない。昔の怪奇ものはSF仕立てであろうと、結局昔ながらの因果ものだと思う。異形の者の疎外感というが、異形の者もより良く生きてほしい。面白かったのはエッセイ『ショックな話』で、テレビのUFO番組鑑賞記なのだが、出演していた山川惣治の事をしきりに「猿のような童顔」と書く。天然の振りをして毒舌というのが水木しげるの一つの特徴ではある。漫画の登場人物の名前『毛塚禿虫』というのもそう。若いって尖ってる。2015/08/01

ぐうぐう

13
貸本漫画を収録した全集4巻。かなりユニークな作品ばかり。いや、ユニークを通り越し、シュールですらある。冒頭に収められた「地獄の水」では、いきなり裏庭に巨大なサイコロが現れる場面で始まるのだから、度肝を抜かれる。続く「恐怖の遊星魔人」には、巨大な唐傘が登場する。いやはや、シュール。かと思えば、「サイボーグ」のニヒリズム、その悲哀に胸が締め付けられる。2015/05/08

軍縮地球市民shinshin

8
水木の最初期の作品集。「恐怖の遊星魔人」はその存在すらも疑われていて、作者の水木自身も出版されたのかどうか分からなかったという、いわく付きの作品。現在のタッチと全然絵柄も違っていて、目玉の親父や鬼太郎の元祖みたいな奇怪な人物が出てきておもしろい。2015/05/03

剛腕伝説

7
恐怖の遊星魔人、地獄の水など。絵のタッチは往年の作品を彷彿とさせる。2024/02/15

大臣ぐサン

5
大先生初期の貸本漫画から『地獄の水』『恐怖の遊星魔人』『ドギメンタリー怪談 永仁の壺』『ドキュメンタリー怪談 サイボーグ』エッセイ『ショックな話』を収録。何といっても『恐怖の遊星魔人』。これは80年代頃まで大先生すら「出版されたのかどうかも良くわからない」と言っていた幻の作品なのだ。オリジナルは現在3冊しか存在が確認されていないらしい。なんとも大らかな時代だ。作品内で特に目を引くのが『サイボーグ』。これはもう読んでもらうしかないが、後の水木しげる作品に漂うシュール感と哀愁が強烈だ。サイボーグの姿も必見。2015/06/12

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