内容説明
日本帝国の軍事力、とくに航空母艦を世界で最初に就役させた海軍とその人員の高い技術、練度は、米軍にとって太平洋を挟んで向かい合う脅威だった。海軍航空の先駆者となっていた日本海軍は、真珠湾のアメリカ艦隊攻撃に空母を使用し、このとき以降、航空母艦の果たす役割が両国海軍戦略の要となる。太平洋戦争緒戦の日米航空母艦が装備した航空機と強力な艦上備砲、さらに敵手として戦った両国海軍航空搭乗員・砲術員の育成システムを紹介。米海軍退役情報士官が「米軍の視点で」1942年の日米空母“対決”―珊瑚海/ミッドウェー/第二次ソロモン海戦を分析する。
目次
設計と開発
戦略的状況
米日海軍空母の要目と特色
両軍の人員
データと分析
後日談
著者等紹介
スティル,マーク[スティル,マーク][Stille,Mark]
海軍情報部士官として、長年にわたり米海軍のさまざまな航空母艦で勤務。現在も民間人の立場からこの分野で活躍している。海軍大学の修士号を持ち、ウォーゲームを数作品発表している。米国ヴァージニア州に在住
待兼音二郎[マチカネオトジロウ]
早稲田大学第一文学部卒業。テーブルトーク・ロールプレイングゲームとファンタジー小説を中心に英日翻訳に従事。趣味のウォーゲームを通じて軍事史とミリタリーにも親しんでいる
上西昌弘[ウエニシマサヒロ]
神戸大学工学部卒業。メーカーでの開発経験を自身の核として、コンピュータ、ミリタリー関係の翻訳に挑戦中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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