出版社内容情報
シボとサナカンによって生み出されたものが、霧亥の旅の目的となる!? 探索と放浪の物語、完結!!
独特の世界観と描写によって、コアなファンの心を掴み、後に多くのクリエイターに影響を及ぼした、ハードSFの金字塔がB5サイズの大判となって刊行!! カバーは弐瓶勉が新規描き下ろし! 極限まで発達したインターネット世界。かつての理想郷は危険な世界へと変容してしまっていた。探索者・霧亥(キリイ)は「統治局」への再アクセスを可能にするために、何千フロアも超構造体を放浪し、「感染前」の「ネット端末遺伝子」を求める。
弐瓶勉の傑作SF! カバーは新たに描き下ろし! 極限まで発達したインターネット世界。何千フロアも超構造体を放浪する探索者・霧亥(キリイ)。シボの体から作り出されたレベル9のセーフガードユニットと接触したサナカン。二人によって生み出されたものが、霧亥の旅の目的となる!? 探索と放浪の物語、完結!! 霧亥が都市の果てで見るものとは……。
【著者紹介】
1971年生まれ。男性。福島県郡山市出身。代表作に『BLAME!』『バイオメガ』『シドニアの騎士』など。1995年、『BLAME』がアフタヌーン四季賞で谷口ジロー特別賞を受賞。その後高橋ツトム氏のアシスタントを務めた後、『BLAME!』の連載をスタート。2009年より月刊「アフタヌーン」で『シドニアの騎士』を連載中。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
8
再読。最後のあたりは説明なさ過ぎてちょっとツライ。2023/12/05
3247
5
読み終わると渺々とか無窮だとか遼遠といった気分になってくる。こうしてまた遍歴が続いていくのだとすると、旅は再びその無限と思われる構造をもつ都市を描くことになるので、主人公はこの都市そのものというふうに思えてくる。この都市の謎を巡って動いていく霧亥をたどっていくことで、この世界の現実を窺うことができて、少ないセリフを手がかりにそれを読み解くことが楽しかった。これは都市から霧亥という人物の動線を抽出した物語なのだろう。都市の意匠や建築、廃墟、巨大な構造を見開きいっぱい、雑誌サイズで読めたことは幸いだった。2015/07/08
HK
3
すごい作品だった。2016/08/04
odamichi
2
旅をする霧亥を俯瞰した荒涼とした光景と、その広大さが何よりも好きなんだなぁと思った。初期よりずっと絵が見やすくなってるのはやっぱり長期連載の味かと。それでもじっくり見ないとどうなってるのか分からないカットもあったりして。だけど、そこがいいんです。最後は本当はどうなったんだろうなぁ…2017/08/13
こぼこぼ
2
最後迄,判らなかった。再読したら少しは理解出来るのか?2015/09/27