感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁねぇ
13
中麻呂に騙されていたことに悟り、決別することにした阿部。この対決は❗️ 歴史上の情報は持っているけれど漫画だとドキドキする。さあ5巻へ2019/11/02
getsuki
8
新装版購入にて再読。己の野望のために阿倍を利用する仲麻呂、うすうす気付きながらもすがってしまう阿倍。仲麻呂のやり方は一見巧妙に見えるが、それが光明子や阿倍の後見があっての事、というのを理解しているのかいないのか……。2015/05/29
荒野の狼
4
第4巻は藤原仲麻呂(恵美押勝)が権力を握っていくが、阿倍も次第に道鏡の支えもあって主体的に仲麻呂と対峙できるような人物へと変わっていく。第3巻で紹介された万葉集19-4268番の孝謙天皇の歌「この里は 継ぎて霜やおく 夏の野に我が見し草は 黄葉(もみち)なりけり」について、第4巻ではp162で花(仲麻呂との恋)は「最初から黄ばんでいた」と阿倍は語り死を望むようになる。2021/06/18
餅屋
2
里中歴史ロマン、阿倍内親王の四冊目■太政官制度の外側にある「紫微中台」というのは面白い組織ですね。のちの院庁の如き政治力を発揮したのか?大臣クラスで軍事をも統率する、無敵の「紫微内相」爆誕。反対派の粛正「橘奈良麻呂の変」の鎮圧で猛る仲麻呂、結婚を餌に、称徳孝謙皇帝へと持ち上げる。大炊王を進化させて淳仁天皇に。すべてをグレートでキャッチーな唐名に改名しまくりダジャレ政策で専制を確立。光明皇太后の崩御と井上内親王が子を生したことのショックで生まれ変わった尼・法基は、果たして結婚詐欺師との戦いに…(1992年)2023/08/25