感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
7
容赦のない殺戮シーンに、非情さが増す第3巻。デーモンの反撃が世界規模になるにつれ、永井豪が『デビルマン』という作品にのめり込んでいく様子が目に浮かぶ。のちに何度も永井が告白するように「誰かの意思によって描かされていた」とする発言が嘘でないように、『デビルマン』という作品が醸し出す異様さ、ただならぬ気配が、すでに漂い始めている。2012/06/10
かめ
2
デーモン勢の地球奪回がこんなにも急に始まるとは思いもしなかった。特攻隊には感情はないのかな。あったとしたら、それを指揮する総大将のようなやつが非道に感じる。死ぬこと覚悟、もしくは人間に人格というかデーモン格を乗っ取られてしまう可能性があるのに特攻隊を組む相手、これは人間に置き換えてしまえば考えさせられるものだ。人間にとっては全てがデーモンだけれど、あちらにも上下関係はあるのだろう。2014/02/10
hibimoriSitaro
1
フランス革命浮いてるなあ。シカシ明のほかにデビルマンが誕生し得るというのがたいへんな衝撃でした。おれも人間を過小評価してたよ。2012/06/21
MIRACLE
0
筆者が大幅に修正をくわえた名作マンガの改訂版(全4巻)。第三巻は、マリー・アントワネット、ジンメン、悪魔王ゼノンの宣戦布告までを、収録している。デーモンの総攻撃は唐突で、このあたりから、物語は支離滅裂になっていく。デーモンについての設定が、甘い。聖書の利用も、安易な選択だ。2014/08/06
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- 和書
- 視覚的無意識