出版社内容情報
女、将軍、褒美、家族、様々な視点から戦国時代を検証し、実像を浮かばせる刺激的な歴史エンターテイメント
歴史の面白さを知らないなんてもったいない！！ 『センゴク』『センゴク天正記』『センゴク外伝 桶狭間戦記』に連なる”第４のセンゴク”がここに開帳！！ まったく新しい”戦国入門”で、誰もが歴史まるわかり！！
戦国Ｎｏ．１漫画家・宮下英樹と、東京大学史料編纂所准教授にして中世史研究者の旗手・本郷和人。このトップランナー同士のコラボレーションで生まれた、まったく新しい戦国入門エンターテイメント『ちぇんごく』、その完結編が登場！！ ［漫画＋対話＋コラム］の三部構成で、様々な視点から語られる、驚きに満ちた戦国時代の実像！！ 今回も、全編２色印刷の豪華版でお届け！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
38
かゆいところに手が届く。『氏と姓とカバネと本姓』や『守護の具体的な業務』『戦国時代における女性の存在』『戦功に対する褒美としての土地・縁故・名物・偏諱』といったなんとなく知ってはいるけれどちゃんと知るとより戦国が楽しくなる要素を、武将同士の対談の形式で伝えてくれる良書である。よくわからない点もわからないと伝えてくれているのでそういうものなのだと割り切りやすい。滝川一益が茶器を欲しがった有名なエピソードの真意が不明だという話が面白かった。今となってはわからないことだらけなわけで、だからこそ歴史作品が面白い。2015/07/02
からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺
13
カバーの絵が可愛い。KCデラックスから出ているが漫画本に非ず。漫画入り戦国時代解説本。文章は今や人気歴史学者・本郷和人が書いている。『センゴク』の登場人物達の対話形式でかなり読み易い。本郷さんの注釈がまた面白い。あの時代の仕組みやからくりをわかり易く解説してくれる。合戦の勝敗の実際の話は特に良かった。良書。上巻をブックオフで見かけて買いそびれた事を今更ながら惜しむ。2013/06/18
takeapple
6
子どもに人気の戦国時代。宮下英樹の センゴクシリーズは監修本郷先生だけに史実に近く作ってあり、読み応え十分なのがわかる。2012/12/24
ミヤマ
1
自分の日本中世史の知識も網野善彦あたりでストップしてるので、現在の動向を知る上でこの本は役に立ちました（偏りはあるけど）。読み物としても読めるし、センゴクをまんがで読んでいれば更に理解が容易な副読本としても読めるし、好きな人にはお得な本です。2012/09/22
ヘムレンしば
1
漫画「センゴク」にはまってこの本も購入しました。デフォルメされた可愛い漫画と砕けたコラムですが、内容はそこらの戦国蘊蓄本より濃いです。戦国時代とは何か？学術的な話多数。勉強になりますが、数ある論争につて「私はこう思う」と書いてあることに注意が必要ですね。学術的に確定された内容では無いです。最新の研究に興味を持つ端緒なれば良いです。2012/05/04
