出版社内容情報
家族を捨て出家の道を選んだシッダルタの修行がついに始まった! しかし、自らの体をただ痛めつけるような修行のやりかたに疑問を抱くようになり、1人悩み苦しむ日々が続く……。一方そのころ、ロンポツリ川のほとりで、人間の言葉を忘れ獣のように振る舞う狼少年が捕らえられた。その少年とは、あのバンダカが残した子供ダイバダッタであった!! 手塚治虫が人々の苦しみや悩みを、さまざまな視点から描いた大作、第3巻! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT291~292『ブッダ』第5~6巻収録 <初出掲載>1972年9月号~1978年7月号 希望の友/1978年8月号~1979年12月号 少年ワールド/1980年7月号~1983年12月号 コミックトム連載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
68
ブッダの生まれてから亡くなるまでのお話、その③出家して修行を始めたシッダールタのお話。この巻でマガダ王国のビンビサーラ王からブッダ(目ざめた人)という名前をもらうことに。デーパとアッサジとともに修行の道を歩むシッダールタの様子も気になるけど、ダイバダッタ(バンダカの子ども)が狼に育てられたりナラダッタや老婆に出会う紆余曲折のお話がすごく気になるというか惹き込まれた。そして…重い病を患ったミゲーラをシッダールタとタッタは救えるのか。2016/04/11
yomineko@ヴィタリにゃん
50
未来を予言し、人の死期まで分かる男の子、アッシジ登場でますます物語は面白くなっていく。2021/12/05
こうすけ
14
ついにブッダに。 テーマがどんどん深遠になってゆく。2022/09/05
凛々
13
2巻だけ書店に無く、飛ばして3巻から。ブッダの時代から2000年以上経過しているにもかかわらず、人類は未だに同じ苦しみを克服できていない。何か考えさせられる。続きを読もう。2022/05/03
ホームズ
7
『手塚治虫とブッダ展』を見に行ったら読みたくなった(笑)正直2巻までは少し退屈な感じもありましたがシッダルタの修業が始まってからは良いですね(笑)修業中に出会う人々との会話やシッダルタの苦悩など深いですね~(笑2011/06/14