出版社内容情報
飛行機事故で亡くなった父の遺言に従い、安全で高速な「地球貫通列車」を発明した少年ジョン。助手の人間並みの知能を持つウサギ・耳男(みみお)とともに地球の中心へ向かった彼は、地上征服を企む地底国人たちと出会う! ほかに『魔法屋敷』『森の四剣士』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『地底国の怪人』(手塚治虫漫画全集MT253『地底国の怪人』)収録/『魔法屋敷』(手塚治虫漫画全集MT217『魔法屋敷』)収録/『森の四剣士』(手塚治虫漫画全集MT323『森の四剣士』)収録 <初出掲載>『地底国の怪人』1948年2月20日 不二書房発行/『魔法屋敷』1948年2月20日 不二書房発行/『森の四剣士』1948年6月10日 不二書房発行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんぶー
9
昨日、古本屋にて、昭和50年発行版を、見つけ、即買いしました。ロストワールドも、有りましたが。ヒゲオヤジさんも、こんなにきれいじゃなく、懐かしい感じ。今、読んでも、色褪せないストーリー展開でした。2010/08/17
ホームズ
6
初期の手塚作品は好きですね~(笑)結末が必ずしもハッピーエンドではないですが(笑)『地底国の怪人』での耳男くんに対する態度は酷過ぎるでしょう(笑)『魔法屋敷』も良かった(笑)2010/12/03
ふろんた2.0
2
★★★2017/05/22
leopard gecko
0
「地底国の怪人」は、手塚治虫いわく「いわゆるストーリー漫画の第一作」。漫画にアンハッピーエンドを初めて導入した作品として知られる。初期作品では新宝島や初期SF三部作がやたらと有名だが、歴史的意義としてはこの作品ももっと知られても良いと思う。内容は、SF三部作ほどは重い大作ではないので気楽に読める感じ。「魔法屋敷」の方は更にお気楽な感じの娯楽作品。最後のページで科学と魔法に対する手塚治虫の考え方がうかがえるのだが、漫画の内容とは打って変わったような冷めた視点なのが面白い。2013/04/01
hoven
0
オチがわかったし、ウサギのキャラクターが唐突過ぎてストーリーと関係ないんじゃないかと思った。この頃から手塚漫画でお馴染みのヒゲオヤジが出てくるのはびっくり。2020/07/08