感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
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再読。MATZ-MAINKA原作で単行本一冊分描き下ろした「地の塩」が先の1巻からこの2巻にかけて収録。飯田が一観光客としてドイツに渡り、海に落とされたりしながら現地の協力者を得て銃撃戦を繰り広げるのは完全なアクション映画テイスト。今読み返すと気づくが、敵のデアカルテの心理にそれほど立ち入らずアクション重視なのは、やはり原作付故の違いか。成田のとっちゃんの娘の結婚エピソードでは、身内だろうと疑いうるものは疑い容赦しない刑事の凄みが描かれる。その点で通じるからこそ、成田は飯田を信頼しているのだろう。2022/12/27
もくもく
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とっつぁんの娘の結婚式の話が一番印象に残りました。リアルの警察が身内を庇うために手段を選ばないのとは正反対に、飯田は犯人を捕まえるために手段を選ばない。作者が警察の在り方を問うているのを感じることができる、そんな話でした。2012/10/23