感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデキ
42
AIが人類の全てを制御していこうとしている近未来 全てのシステムをAIに任せたコロニーで大きな実験が始まった。 30年以上前に書かれた作品ですが、 現在もAIをどう使うかという話はいっぱいありますが、 AIに人間をどう考えさすかという視点は、絶対に必要ですね2021/05/12
chiseiok
24
ホーガン先生の原作は未読、星野之宣作品としても久々です。コミックでありながらズッシリ読み応えのある傑作SFサスペンスエンタメでした。小説のコミカライズで、かつ全体の紙数が大きく違わないのであれば、当然省略されているディテールもあるんでしょうが、全くそれを感じさせないのがスゴイ。結末の変更はあるらしいですが…。原作も読まねば。2014/06/05
拓也 ◆mOrYeBoQbw
23
SF長篇。J.P.ホーガンの小説『未来の二つの顔』を星野氏がコミカライズした作品です。内容は、コンピューターが人間の能力を超える事を見越して、独立宇宙ステーションで仮想戦争を行うというモノで、『ターミネーター』『マトリックス』と言ったポスト・ヒューマンSFの先駆的な作品となります。特筆すべきは”机上の理論は実戦で次々打ち砕かれていく”という大戦や紛争の現実を上手く反映している描写。あと細部でも原作小説での粗を再構築しており、これまたSF初心者にオススメの一冊ですね~2016/01/05
kero385
22
先日のJ.P.ホーガン著「未来の二つの顔」へのレビューが思いのほか長くなってしまったので、追記予定でしたが省略した漫画版について改めて触れておきます。 SF・伝奇漫画の巨匠星野之宣氏が、このハードSFの傑作を単なるコミカライズでは収まらない完成度でリライトしています。 「ヤヌス」の造形は、原作にあるラフな図と外観自体は同じなのですが、それが星野之宣氏のペンにかかると格段に洗練されています。そして何より、物語の結末が、原作の内容をさらに磨き上げたアレンジになっています。2025/07/20
Porco
20
宇宙ステーションを舞台にコンピュータの進化を実験する。その結果、人間とコンピュータが死闘を繰り広げることになるのだが、さらにコンピュータは進化して……というSFです。わかりやすくて面白い!2016/04/10