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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
69
ペストにより街は封鎖される。消えていく命を前に、医師たちは無力を感じながらも懸命に戦う。今、出来ることに。コロナ禍で見てきた様々なことが、ここにも描かれている。この後、いかに生き抜くのか。最終巻に進もう。2021/11/17
トラシショウ。
31
「計算したかい?125かける5は625だよ」。積読消化。増設された仮設テントのあちこちで鳴り響くアラート音。原神の根回しにより発動した国の緊急事態宣言により隔離された横走市。火葬が追い付かず土葬するしかない緩やかなパンデミックが、町の中の人々の心を歪め、外の人々の関心を薄れさせていく。「ここからは負け続けるしかない」。冷徹な原神の言葉を良しとしない涼穂は、それでも目の前の人々を救おうとする事から逃げようとはしないが・・・。平熱且つリアルな天災は続く。終盤のまさかの人物の裏切りに驚愕(以下コメ欄に余談)。2019/05/17
りらこ
23
登場人物それぞれの背景もしっかり描かれていて、どんな思いで生きているのか、どうしてその行動の選択をしているのか、短い台詞でも読み手に伝わるように描いてあるのはすごいと思う。妻の死が理解できなくて、理解したくなくて心を彷徨わせてしまう男性の哀しみと、時系列が分からなくならないようにコマの片隅にあるモノを描くことで伝えようとするのも、すごい。そして死を迎えることが分かってからの人たちの行動を描き出している。2020/05/18
にゃむこ@読メ13年生
22
緊急事態宣言で封鎖される街、為す術なくただただ増加の一途を辿る死者の数、混乱する医療現場。個人攻撃、出身地差別が始まる市民。罹患者の(自分が感染を広めてしまったかもしれない)という恐れ、苦悩、そして自殺。まさにコロナ禍、「今そこにある危機」。『絶望に慣れることは、絶望そのものよりもさらに悪いのである』。2021/01/30
もきゅ子
19
ここまで致死率が高いとターミナルケア的な方向での支援を重視する方がいい気もしてくる。2018/04/12
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