出版社内容情報
【内容紹介】
〈おうちの方へ〉「こぶとりじいさん」は室町時代の「宇治捨遺物語」のなかにもおさめられている古いお話です。鬼にこぶをとってもらったおじいさんをうらやんだ隣のおじいさんが、自分もこぶをとってもらおうと鬼の前に進みでますが、こぶをとってもらうどころか両方のほおにこぶをつけられる結果になってしまいます。恐ろしい鬼といっしょにゆかいに踊る場面や、こぶがとれたりくっついたりする不思議さがこの物語の楽しさといえるでしょう。また、人の幸せをねたんでまねをすると大失敗をするという教訓をわかりやすく伝えてくれるお話です。