ヴァージン―処女の文化史

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861823305
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0022

内容説明

多くの謎と迷信に包まれた、乙女たちの“汚れなき聖域”。男たちを翻弄してきた、“処女”の秘密のすべてを明かす魅惑の文化史!男を惑わす神秘のヴェールを剥ぐ。秘蔵図版多数収録。

目次

第1部 処女と身体をめぐる歴史(「あなたは処女?」―ライク・ア・ヴァージン;処女という価値―それはいつから特別視されたか?;処女膜―解き明かされる「純潔」のヴェール;処女膜をめぐる医師と解剖学者の長き争い;処女と医学―治療対象としての処女/治療薬としての処女 ほか)
第2部 処女をめぐる文化史―純潔からエロティシズムへ(処女性の誕生―古代ギリシアからキリスト教まで;“天国”と“現世”―修道院と処女;非ヨーロッパ世界と処女性―植民地と処女;エロティックな処女―ポルノグラフィと欲望;処女性のパラダイムシフト―生まれ変わる「処女」)

著者等紹介

ブランク,ハンナ[ブランク,ハンナ][Blank,Hanne]
作家、歴史家、講演家。フリーの学者としてさまざまな大学で教育や研究に従事。近年では2004‐2005年にかけて、米国メリーランド州タウソン大学の女性教育研究所に勤めた。『ニューヨークタイムズ』紙、『ワシントンポスト』紙などに寄稿。『ボストン』『ペントハウス』などの雑誌などでも紹介されている。メリーランド州ボルティモア在住

堤理華[ツツミリカ]
神奈川県生まれ。金沢医科大学卒業。麻酔科医。現同大学看護学部非常勤講師、翻訳家

竹迫仁子[タケサコヒトコ]
筑波大学人文学類卒。翻訳家。日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Smith, Ordinary. Person.

1
 象徴として神聖視または特別視される一方で、そうであることにマイナスの印象を持たれがちな「処女」。処女はどのような過程を経て、この自己矛盾を獲得するに至ったのか。長い歴史の中で宗教やイデオロギーに翻弄されてきた「処女」を様々な面から分析し、偏見(ファンタジー)を解体し、真実(リアル)を日の下に晒した、読む者が抱える女性性・処女性の価値観を大きく変える(かもしれない)好著。(以下、コメントに続きます。)2023/03/25

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