出版社内容情報
【内容紹介】
日本酒の旨さ、厳しさ、美しさがここにある。
『奈津の蔵』のさきがけとなり、全国に日本酒ブームを巻き起こしたあの名作が、各巻400ページを超えるボリュームで復活!夏子の酒造りに賭けた情熱が、日本酒を、農業を変える!
亡き兄の夢「日本一の吟醸酒」に有機栽培の酒米「龍錦」が不可欠。農薬の空中散布を阻止しようとする夏子に、わずかではあるが理解者が現れ始め、「龍錦栽培会」が結成された。しかし「龍錦」は病虫害や風雨に弱いやっかいな米。荒れ狂う台風の中、夏子はひとりで「龍錦」の田を守り通す。実りの秋を迎え、たった12本の稲穂だった「龍錦」は31.4キロの種籾となった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ウチケン
6
麹屋さんの妻の出産に纏わる話が好い。人情話につい目頭があつくなる。この作品が連載されていた当時(20代)ならサラっと流してしまっただろう。あゝ、人っていいなぁ。(人との繋がりという意味で)何だか人恋しくなる。「酒作りは米作り、米作りは土作り、土作りは人づくりから。」幻の酒米を手に夏子の米作りの奮闘が始まる。夏子はジブリのアニメに出てくる主人公のようだ。気が強く負けん気だけど、芯の強さを支える心が意外に弱いところも見せる。何とかしてあげたくなる、其れも人を動かす魅力だ。益々好きになった。2015/11/15
としちゃん
3
酒蔵を継ぐため実家に帰った夏子。天才的な酒の味覚を持ったいるとはいえ、酒造りに関しては素人の夏子にとっては厳しい現実が待ち受けている。酒造りは米づくり、米づくりは土づくり、土づくりは人づくり。幻の古代米を作るための田んぼ作りで、人とのつながりが少しづつできたことで、ようやく酒造りのスタートラインについた。先は長いが、ここからが勝負だ。がんばれー。2015/07/01
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