- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 モーニングKC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
33
ハチマキの葛藤は続く。新入りのタナベからいらん刺激を受けつつ、自分と向き合っていく。そして、本質を見出だしていくのか。 ★★★★☆2022/06/10
zirou1984
28
「全部オレのもんだ、孤独も苦痛も不安も後悔も。もったいなくてタナベなんかにやれるかってんだよ」デカ過ぎる夢を現実にするために猛然と努力を重ねるハチの姿はエンジン工学の天才・ロックスミスとシンクロし、それは宮崎駿が『風立ちぬ』で描いた堀越二郎の姿と見事なまでに重なり合う。つまり、剥き出しのエゴを持つ者の仕事ぶりこそが世界を更新するのだけど、それは優秀な条件には少しも当て嵌らないということ。中盤で挟まれる宮沢賢治の引用とラストで描かれる宇宙の風景が何より印象的。ここだってあなただって、大きな宇宙の一部なんだ。2013/08/12
ヒロ@いつも心に太陽を!
23
ゴローさんとタナベ登場巻。そうだった!ハチマキの家は宇宙飛行士の家族だった!ハチマキの家族いいなぁ(*^∇^*)タナベはアニメと違った印象…私こうやってまっすぐぶつかってくる子、苦手だ(>ε<*)でもハチマキには必要な人なんだろうな。木星に行くことを決めたハチマキだけれど、彼は「いってきます」と言った。どこか彼は変わった。「ただいま」という人を、場所を見つけたのかな。《この世に宇宙の一部じゃないものなんてないのか オレですらつながっていて それではじめて宇宙なのか》2014/04/14
星野流人
20
自分の宇宙船を持つ為に木星行きを志願する宇宙飛行士・ハチ。 今巻からはレギュラーメンバーに、ハチとまったく異なる価値観を持つ女性宇宙飛行士・タナベが仲間入り。 読んでいてまず、冒頭のロックスミスのエピソードに圧倒される。普通ああいう酷薄で自分の理想のみを追求するタイプのキャラクターって敵方に多そうなのだけれど、この作品では彼のようなタイプを夢を見る者の是として描いているのが印象的に感じた。そしてこちらも主人公らしからぬひん曲がり気味な思想で宇宙に挑むハチマキ。……うん、宇宙の懐って、広いな。 8/10点2014/04/13
ワダマコト
19
鋼の錬金術師の「全は一、一は全」を思い出した。今いる地球も宇宙。宇宙の一部。視野を変えるいい言葉だと思う。2014/07/22