講談社ノベルス
聖女の毒杯―その可能性はすでに考えた

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  • サイズ 新書判/ページ数 265p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062990790
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

ミステリーランキングを席巻した『その可能性はすでに考えた』最新刊!婚礼の祝杯に注がれた毒。犯人不在の極限状況は奇跡か!?第16回 本格ミステリ大賞候補
ミステリが読みたい! 2016年版(早川書房)
2016本格ミステリ・ベスト10(原書房)
このミステリーがすごい!2016年版(宝島社)
週刊文春ミステリーベスト10 2015年(文藝春秋)
読者に勧める黄金の本格ミステリー(南雲堂)
キノベス!2016(紀伊國屋書店)

ミステリーランキングを席巻した
『その可能性はすでに考えた』シリーズ最新刊!

聖女伝説が伝わる地方で結婚式中に発生した、毒殺事件。
それは、同じ盃を回し飲みした八人のうち三人(+犬)だけが殺害されるという不可解なものだった。参列した中国人美女のフーリンと、才気煥発な少年探偵・八ツ星は事件の捜査に乗り出す。
数多の推理と論理的否定の果て、突然、真犯人の名乗りが!?
青髪の探偵・上苙は、進化した「奇蹟の実在」を証明できるのか?

井上 真偽[イノウエ マギ]
東京大学卒業。神奈川県出身。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第二作目の『その可能性はすでに考えた』が、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれている他、「本格ミステリ・ベスト10 2016年版」国内編第五位(原書房)「ミステリが読みたい! 2016年版」国内編第五位(早川書房)の他、「このミステリーがすごい!」(宝島社)、「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)、「黄金の本格ミステリー」(南雲堂)、「キノベス!2016」(紀伊國屋書店)、などにランクインし、ミステリ業界から高い評価を獲得する。

内容説明

聖女伝説が伝わる地方で結婚式中に発生した、毒殺事件。それは、同じ盃を回し飲みした八人のうち三人(+犬)だけが殺害されるという不可解なものだった。参列した中国人美女のフーリンと、才気煥発な少年探偵・八ツ星は事件の捜査に乗り出す。数多の推理と論理的否定の果て、突然、真犯人の名乗りが!?青髪の探偵・上苙は、進化した「奇蹟の実在」を証明できるのか?

著者等紹介

井上真偽[イノウエマギ]
東京大学卒業。神奈川県出身。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。二作目の『その可能性はすでに考えた』が、第16回本格ミステリ大賞の候補作に選ばれ、主要なミステリ小説ランキングのほぼすべてにランクインし、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

390
コレも一作目でハマれず放置していた。次々に繰り出される仮説→否定は面白いのに、キャラのせいで現代版イケメン一休さんのアニメを観ている気がする。第一部はいい感じだったが、第二部からコナン風になって、繰り出される仮説も厳しいものになり(限定状況を利用してフォローはしていたが)、最後に明かされる真相も探偵自身が言うように初歩的な見落としの範疇。執拗にこねくり回した検証の数々がある意味ミスリードになっており、看破されづらくなっているのは確かだが、どのようなスタンスで本格を楽しむかで評価の分かれるマニアックな作品。2017/04/14

ダイ@2019.11.2~一時休止

110
その可能性はすでに考えたその2。最後の段落は何?何か読みとれていない気がします・・・でもイイ感じでした。2017/04/20

みっちゃん

107
「その可能性はすでに考えた」いよっ、待ってました!このオッドアイで青髪の探偵の登場を今作は待ちわびていた。婚礼の席で回し飲みされた盃に仕込まれた毒で何故、飛び石で人(+犬一匹)が死んだのか!?後半からは犯人が読者に提示された上で繰り広げられる、ややこしいこと、この上ない、もう殆ど屁理屈の推理合戦。ラストにはさらなる驚きが。読んでいると、目眩すら感じるが、その酩酊感が妙に心地よい。2016/10/05

aquamarine

89
事件が「奇蹟」であることを示すために、奇蹟でない可能性が「全て」否定されることを示す、シリーズ2冊目。婚礼の席で盃の回し飲みをしたもののうち、1番目、3番目、7番目に飲んだものと、酒を嘗めた犬が死亡する、という不可解さはミステリ読みとしてはワクワクします。全てを否定するのに最後には表まで出してきて潰していくところなど、数学の証明問題のようで私はとても楽しかったです。一見何の役に立つのかというような情報がみな必要なことだったり、情報提示が綺麗なのには感服します。続編が出たらぜひまた読みたいです。2017/06/05

ばんだねいっぺい

50
 うーん、こう来るか(笑)さすが、一位の名に恥じないな。キャラクターも出来上がっているし。今、刊行してるものは、全部、読みたいなぁ。2016/12/30

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