出版社内容情報
2014年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選び抜いたベスト作品集!
本格ミステリ作家クラブが選んだ2014年のベスト本格ミステリ短編&評論のすべて!
【著者紹介】
本格ミステリ作家クラブとは――
本格ミステリというジャンルのさらなる発展を目指し、2000年に設立された団体。年間の最優秀本格ミステリ作品を表彰する「本格ミステリ大賞」を創設し、その運営をおこなっている。初代会長を北村薫氏、2代目会長を有栖川有栖氏、3代目会長を辻真先氏がつとめ、現会長を法月綸太郎氏がつとめる。現在、推理作家・評論家・漫画家など約150名が所属している。
内容説明
本格ミステリ作家クラブが選んだ2014年のベスト本格ミステリ短編&評論のすべて!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だんじろー
52
“ハルチカ”のみ既読。改めて「フリスク」が軽い伏線だったことに気付いた。芦沢氏、意外な角度から攻められた感に満足。歌野氏、ラスト一行で世界が反転。再読必至。下村氏、切れ味抜群&見事な構成。驚愕にとどまらず、強烈なメッセージまでも発信する凄腕。長岡氏、全く言うことなし。正に短編のお手本。久しぶりに、粒揃いの短編集を堪能した。2016/08/20
ミーコ
48
沢山の作家さんのミステリーと言う事で分厚い二段組ですが 読んでみました。『許されようとは思いません』は既読作でした。長岡さんと下村さんにワクワクしていましたが 1番好きだったのは初読み作家さんである織守きょうやさんの『三橋春人は花束を捨てない』三橋さん イイ人過ぎ!何か有るな~とは思ってましたが これはヤられた❢ と思ってしまいました。他の作品も読んでみたくなりました。2016/12/28
sora
29
知らない作家の話が読めるのが楽しいです。「三橋春夫は花束を捨てない」なんていう題なのと思っていたけれど、今までにない展開でひきつけられました。エゴといえば、そうなんだろうけれど・・・。それだけで言い尽くせないなにかがあって。楽しめました。2015/08/18
日の丸タック
26
下村敦史氏の『死は朝、羽ばたく』が読みたくて手に取った。 原稿用紙50枚の江戸川乱歩賞受賞後最初の依頼で書かれた本作! 短編であるが、しっかりとした社会派ミステリーに仕上がっており、下村氏の確かな洞察眼に感服!2023/01/15
おれんじぺこ♪(16年生)
24
たまたま図書館で見つけて初読み作家さんが多かったので借りました。バラエティに富んでて面白かった。気になった作家さんの作品を幾つか予約!(長岡さん、青崎さん、織守さん)2015/08/08