内容説明
真の愛情とは?絆とは?献身とは?全身麻痺の妻が病床で綴った悲痛な想いに、夫は全身を震わせた…。生きる苦しみと死ぬ苦しみ。そこには、尊厳死の是非をも問う深い命題があった。
目次
第1章 終の住処
第2章 運命の日
第3章 奇跡
第4章 命の値段
第5章 紡がれる言霊
第6章 夫婦の歴史
第7章 「赦し」とは
第8章 遺言
終章 桜
著者等紹介
柳原三佳[ヤナギハラミカ]
ノンフィクション作家。1963年、京都市生まれ。京都女子大学短期大学部国文科卒業。交通事故、司法問題を中心に執筆。『週刊朝日』に連載した告発ルポは、自賠責保険制度改定の大きな契機になった。2004年からは死因究明問題にも力を注ぎ、犯罪捜査の根幹に一石を投じた。また、実父を医療過誤で亡くし、自身も医療過誤被害を受けた稀有な経験から、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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